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2023年 読書記録 #9『サファイア』

さて、今回私が紹介するのは

『サファイア』湊かなえ著


です!

あなたの「恩」は、一度も忘れたことがなかった―「二十歳の誕生日プレゼントには、指輪が欲しいな」。わたしは恋人に人生初のおねだりをした…(「サファイア」より)。林田万砂子(五十歳・主婦)は子ども用歯磨き粉の「ムーンラビットイチゴ味」がいかに素晴らしいかを、わたしに得々と話し始めたが…(「真珠」より)。人間の摩訶不思議で切ない出逢いと別れを、己の罪悪と愛と夢を描いた傑作短篇集。

4回目

ここで湊かなえ作品を紹介するのは4回目。
本当はもっとバラエティー豊かな作品たちを紹介したいのだが読んでしまったものは仕方がない。
だって好きなんだもの。

宝石

さて、本作は短編集です。
今までは長編ばかり紹介してきました。
宝石の名前がタイトルになっている7つの短編が入っていて、最後の2つはお話がつながっています。

イヤミスだけじゃないぜ

本作は短編集なので、色々なお話、しかもどれもテイストが違う話が入っています。
湊かなえといえばイヤミスと思う方も多いかもしれませんが、それだけではありません。
読めばわかる!
湊かなえはイヤミスだけじゃないな、というのがわかる一冊です。
湊かなえらしいイヤミスっぽいお話もありますが感動的なお話もあり。
幅の広さを味わえる作品となっております。

はじめの一冊

上記のようにいろんな読み味のお話があるので、
湊かなえ作品読んでみたいけど何から読めばいいかわからない。
という人にもおすすめできる一冊です。


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