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中医学などなど

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2018年11月の記事一覧

疲れやすくすぐ横になりたくなる人へ

疲れやすくすぐ横になりたくなる人へ

私たちは日々食べたものを消化・吸収して、活動力である「気」を作っています。しかし、過食やストレスなど何らかの影響で消化系が弱ってしまうと、「気」が十分に作られなくなり、疲れやすくなってしまいます。

また、中医学で消化を担う「脾(ひ)」は全身の筋肉や手足をコントロールする臓腑とされているので、脾の弱りは疲れやすさのほか、筋力の低下や手足に力が入らないなどの症状を引き起こします。なので、疲れると直ぐ

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「消えたい」「死んでしまいたい」を心理的に対策

「消えたい」「死んでしまいたい」を心理的に対策

重たいテーマですが僕の相談中にこうした言葉をお話される方は少なくありません。しかしこれは漢方薬の服用や、心理的な対策を行うことで大幅に改善することが可能なのでお悩みを持つ方の参考になれば、と思い筆をとりました。感情的なものではなく、あくまでも心理的な面からこのお悩みや訴えを分析しています。

本来、人はできるだけ長く行きたいと願い、死を恐れ、できるだけ遠ざけようとします。「死」には多くの場合で苦し

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「冷え症改善」で人生が変わる

「冷え症改善」で人生が変わる

以前に書きました冷え性と冷え症の違いについてのnote記事から病態である「冷え症」の漢方薬対策について大きな反響をいただきました。詳細はこちらを参考にしていただきたいと思います。

この記事を書いた時にいただきましたお声に「漢方薬以外の生活上での改善法も教えてほしい」というものがかなり多く、よし!それでは書こうじゃないか、というのが今回のテーマとなります。
そもそも冷え症は日本人女性の大半に起こり

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簡単「温補養生」で体と人生が激変する楽しみ

簡単「温補養生」で体と人生が激変する楽しみ

中医学には「温補(おんほ)」っていう考え方があります。これ、簡単に言いますと「体を温めて体の不足を補う」っていうことなんですが、人は「冷え」によって体内のバランスを崩します。中医学的な健康というのは何かが突出して溢れている、ということではなくバランスが取れている、ということなんです。これを中庸(ちゅうよう)と言います。

冷えを感じている女性は日本人女性の4割超、そして実際に体が冷えている人は実に

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「冬うつ」の中医学的改善法

「冬うつ」の中医学的改善法

冷えが強まる冬の時期。この時期特有の「うつ」が有ることをご存知でしょうか。具体的な症状としては「気分が落ち込む(特に午前中)」「気力や集中力が落ちる」「イライラや不安感がひどくなる」「物事を楽しめなくなる」「人と会いたくない」「性欲が落ちる」などといった症状に加え、冬うつ特有の症状として「炭水化物や甘い物が異様に欲しくなる」「いくら寝ても眠く、過眠傾向になる」といった症状が出やすいと言われています

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空腹を最大限に楽しむ方法

空腹を最大限に楽しむ方法

「お腹がすく」って言うことに対してほとんどの方はネガティブに思いますよね。僕もそうでした。お腹がすくと体のパフォーマンスが落ちて頭の回転も落ちる・・そんな風に言われてきましたものね。

でも、本当にそうでしょうか?

全く正反対に「空腹を楽しむ方法」は本当にないのでしょうか?僕はあると思います。

今回お話をしたいのは「空腹によって得られるメリットが莫大な数ある」ということ。そして「空腹=辛い」を

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冬の養生 身体と心の過ごし方

冬の養生 身体と心の過ごし方

「立冬」。冬が始まります。冬の養生お伝えしますね。

古典には中医学で冬は、「閉蔵」といって、陰を溜めて陽を護る季節。陰は潤いとか鎮静とか、落ち着けるためのエネルギーです。陽は、温め活動のエネルギーです。冬は陰陽どちらもしっかりと守り、減らさないことが重要と考えます。

古典、黄帝内経には以下のように書かれています。
「 冬の3カ月を「閉蔵」と言う。門戸を閉ざして閉じこもる季節である。この期間は水

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「砂糖」と誰でも上手に距離を取れる方法

「砂糖」と誰でも上手に距離を取れる方法

人類が「砂糖」と出会ってから今現在ほど大量に接している時代は人類の歴史上絶対にないと断言できます。

近年の研究により様々な砂糖の害が報告されていますが皆がこぞって砂糖の害を研究するのは裏を返せば大量に摂っている時代だから、ということですよね。大した量を摂っていないものをわざわざ研究する人はいませんから。

「砂糖を摂るといけない」の理由として肥満や糖尿病の原因になる、というのがまずありますよね。

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