#41.5『スター』(著:朝井リョウ)を読んだ感想・番外編【オンラインサロンについて】
朝井リョウさんの『スター』
僕は先日読了し、『スター』を読んだ感想について書きました。
物語の中でオンラインサロンについても書いてありましたが、読んでいて共感できる部分がありました。朝井さん何かしらのオンラインサロンに入ってる?と思うくらいに。
その点についての感想を書いていなかったので、僕が実際にオンラインサロンに入っていた経験も合わせて軽く触れたいと思います。
『スター』を読んでオンラインサロンについて感じたことを振り返ってみた
オンラインサロンとは会員制のコミュニティのことです。趣味や仕事などで共通の目的を持った人が集まります。入会することでメンバー同士が交流できたり、何かしらの特典が受けられるのが特徴です。ファンクラブよりも能動的に活動に参加できるのが特徴で、サロンによっては唯一無二の体験ができたりもします。
しかし、人数が増えることによって特定の人ばかりが活躍する傾向が目立ってしまう。『スター』ではこのようなオンラインサロンの功罪について触れていましたが、これは実際に入ってみて確かにと思いました。
僕は昨年、Webライターのオンラインサロンに入っていました。そこは、現在ではWebライターのサロンの中でも一二を争うくらいの人数がいるサロンです。
入会して数日経って感じたのは、人数のわりに発言している人は多くないということでした。
もちろんそのサロンや積極的に参加している方、運営者を否定するわけではありません。しかし、既にグループができているようでどこか入りにくさを感じたのは事実です。学校のクラスの中でできたグループに一人で入って話しかけるような。そのような環境では、いきなり積極的に発言するのはどうしても労力がいると思ったんです。実際に会ったことがない人だとなおさらでした。おそらく、そのような方は僕以外にもいて、それが特定の人ばかりが活躍する傾向が目立つ構図になってしまうのではと思いました。
僕は勇気を出して積極的に発信しましたが、それだけでかなり労力を使っていた記憶があります。
その後自分のやりたいことなどを考えた結果、数ヶ月で退会しました。入ったことで得たこともあるので後悔はしていないですし、入っただけで何もせずに文句を言うのも違うと思います。ただ、人数が多くなると不満や騙されたと思う人が出てくるのは構造上仕方ないのかなって思う面もあります。
どんなに規模が大きくて有名なサロンでも、入っただけで変わるわけではないですし自分に合うとは限らない。もし、オンラインサロンに入ろうと考えている方はこの点を念頭に置いておくのが良いのではないかと思いました。
番外編について
今回初めて番外編として記事を書きました。
読了して感想を書いても、まだ頭の中に残っていることがある。また、時間が経って再読すると感じ方が変わることもある。そんな時は、今回のように追加して感想を書きたいなと思いました。
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