トンツカタン森本

プロダクション人力舎所属、トンツカタンというトリオの森本です。インターナショナルスクー…

トンツカタン森本

プロダクション人力舎所属、トンツカタンというトリオの森本です。インターナショナルスクールを卒業しております。

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僕は芸人になった

僕は幼小中高一貫の男子校のインターナショナルスクールという『トッピング全部乗せ』のような学校に通っていた。卒業後、何年も同じ連中と一緒だった生活から一転、男女比が3:7の大学に進学した。 キャンパスを普通に女性が歩いているという事実にも狼狽したが、一番の衝撃は『ツッコミが通用しない』ということだった。高校までずっと一緒にいたお笑い大好きグループ内で重宝されていた「なんでだよ!」や「やかましいよ!」などのツッコミには 「なんでそんなに怒ってるの?」 「え、怖いんだけど…

    • NHKホールでエミネムを歌わせてくれたOKAMOTO'S

      5月のある日、ハマ・オカモトさんから電話がかかってきた。 「7月29日にOKAMOTO'SがNHKホール公演をやるんですけど、森本さんに出てほしくて」 一体なにを言ってるんだこの人は。あまりにも上の句と下の句がマッチしていない文章に理解が追いつかなかった。 話を聞き進めるとどうやら今回の公演が学校という設定で、そこでOKAMOTO'Sや他のゲストのみなさん扮する学生たちをまとめる先生役としてのオファーだった。なるほど、それなら僕の本業と近い役回りなので迷惑をかけることは

      • 鏡に映る自分に100回ツッコんだら狂いかけた

        去年からタイマン森本というYouTubeをやっている。毎回ゲストさんをなにもない白い部屋に招き入れ、そこで待ち構える僕が100回ツッコむまで出られないというクレイジーチャンネルだ。 企画の性質上ゲストさんにかなりの負荷をかけてしまうにも関わらず、3人に2人が「もう二度と呼ばないでくれ」と距離を置くくらいで、みなさん快く引き受けてくれるので非常にありがたい限りである。 そんなチャンネルで3ヶ月前に視聴者のみなさんからゲスト案をコメント欄で募集する動画をアップした。 これに

        • 周りに太陽みたいな人間が多いから、自分が地下芸人なの気付かなかった。

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        僕は芸人になった

          新垣結衣さんがご結婚されて

          新垣結衣さんと星野源さんのご結婚。日本中が幸せに包まれたビッグニュースである。 ご存知の方もいらっしゃるかもしれないが、僕は新垣結衣さんの大ファンで、高校時代にその想いを発散させるため新垣結衣さんと付き合っているていの日記を書いていた。男子校で恋愛から縁遠かった人間が出た暴挙だ。 そういった背景もあり、この一報を聞いたときは驚きと動揺を隠せなかった。しかしながら、意外とものの数分で皆さんと同じようにめでたい気持ちでいっぱいになっていた。いわゆる新垣結衣さんロスになるのかと

          新垣結衣さんがご結婚されて

          学園コントで始まった音楽番組

          先日、僕が天の声をやらせていただいているスペースシャワーTVで生放送をしている音楽番組『スペシャのヨルジュウ♪』の改編突破をお祝いするスペシャル回があった。普段はレギュラー陣の中から2,3人がMCとして出演するのだが、今回は矢本悠馬さん以外の5人が揃う豪華な放送となった。 この回に向けて数週間前からプロデューサーさんからオープニングでコントをやってほしいという要望があり、僭越ながら僕を含めた6人の合同コントを書かせていただいた。せっかくなのでここでその時の台本を載せようと思

          学園コントで始まった音楽番組

          あこがれのラジオを終えて

          前回のnoteで僕が芸人を志すきっかけとなったニッポン放送の番組『知ってる?24時。』と同じ枠でフワちゃんと番組をやらせていただくことになったという記事を書いた。先日、その生放送が終了したので今回はその日のことについて書こうと思う。 当日は入り時間前にフワちゃん、作家の周成と3人でカフェに入り軽くご飯を食べた。フワちゃんは「あたしダイエット企画中だからなにも食べないよ」と言っていたが、結局周成が頼んだカルボナーラを3口食べてご満悦だった。最初は罪悪感に苛まれながら食べていた

          あこがれのラジオを終えて

          ラジオとぼく

          ぼくがラジオと出会ったのは中学2年生のとき。家のパソコンでネットサーフィン中にたまたま見つけたニッポン放送の『オールナイトニッポンいいネ!』の番組ホームページがきっかけだった。当時はかなり珍しいストリーミング配信をしていた番組で、何の気なしに聴いてみたが最後、未知の世界にすぐのめり込んだ。 それから平日の22時になるとパソコンを立ち上げてストリーミング配信を聴くという日々が始まった。内容も中高生向けでドンピシャだったし、毎日パーソナリティが変わるのでそれぞれの色が出るところ

          ABCお笑いグランプリとダンス

          先日、『ABCお笑いグランプリ』の決勝戦に出させていただいた。たくさんの応援をいただいたので期待に応えるためにも優勝したかったけど結果は奮わず。しかしみなさまの声援はこれでもかってくらいモチベーションになり、そのおかげで大会を純粋に楽しむことができた。みなさんには感謝してもしきれない。 しかし、放送終了後にとある予想外の反響が多く届いた。それは 「森本のダンスがダサすぎる」 というものだ。基本的にこういったお笑いのコンテストでは芸人がネタを披露する直前に紹介VTR

          ABCお笑いグランプリとダンス

          さくらんぼおじさん

          先日、事務所ライブの楽屋で先輩の岡野陽一さん(1000万円の借金があるのに常にヘラヘラしてる)が大量のさくらんぼを持って現れた。 「きのう仕事で取ってきたんだ。みんなにも食べてほしいから持ってきたぞ」 なんと岡野さんが後輩のために差し入れとして持ってきたのだ。この人はネタで『生の鶏肉』を使って会場を揺らすほどの爆笑をかっさらうのでてっきり小道具で持ってきたのかと思った。そもそも岡野さんが後輩を想ってこんなことをするなんて考え難い。つい先日だって「ABCお笑いグランプリ

          さくらんぼおじさん

          それぞれのmixi

          約1年半前から『おこたしゃべり』という生配信を同期の芸人である鳥山とやっている。ほぼ毎日近所の激安カラオケに集まって1時間ほどふたりでダラダラとしゃべる様子を全世界に垂れ流し、まるで仕事を終えたような顔をしてお会計をしてそのまま解散するという『狂気の生活』をずっと続けている。 1ヶ月ほど前のある日の配信でmixiの話になり、鳥山がその場でひさしぶりにログインしてみると彼が高校時代に書いていた日記がわんさか出てきた。そのこっぱずかしい内容を僕が読み上げる様がかなり好評だった

          それぞれのmixi

          フワちゃんとネタをやった話

          今から1ヶ月ほど前、いつもお世話になっているライブ制作会社のK-PROさんから「今度のライブでフワちゃんとネタをやってくれませんか?」という連絡が来た。どうやら『マジマゼドリームマッチ』という、普段別のコンビで活動している人たちが一夜限りのスペシャルユニットを結成してネタを披露するというライブをやるらしい。フワちゃんとはライブのMCやロケで一緒になることはあるがネタをやったことはなく、こんな機会も今後なさそうなので出演させていただくことにした。 オファーを快諾したはいいも

          フワちゃんとネタをやった話

          書くなら今しかねえ

          先日、ランジャタイさん主催ライブ『ランジャタイのやるなら今しかねえ~大バズーカ★バズーカ★ハイパー丸~』にゲストで呼んでいただいた。どんなサブタイトルだよ。 約1ヶ月前にこのライブの制作を協力しているK-PROさんからオファーをいただいた。せっかくなのでもちろん出させていただこうとしたのだが、詳細を聞くとこのライブで披露するための ・ランジャタイのネタ ・ランジャタイと森本のトリオネタ ・森本のピンネタ の計3本を書いてほしいとのこと。ゲストにかける負荷ではない。百

          書くなら今しかねえ

          きつね単独ライブに出た

          ある日きつね淡路さんからこのようなLINEが届いた。 「森本くん、単独ライブ出てくれません?」 きつねと言えば以前にもnoteで書いた通り、ことあるごとにトンツカタン森本の要素を自らのネタに組み込み、それを僕のいないライブで披露してはお笑いライブにあってはならない『静寂に包まれた空間』を作り上げている。 そんな人間から来た単独ライブへのオファー。これはよからぬことを企んでいるに違いない。恐る恐る内容を聞いてみると 「森本くんのツッコミ『カウンターだからだよ!』を曲にし

          きつね単独ライブに出た

          フワちゃん反省会

          先日、大阪で行われた『フワちゃん反省会』というイベントにMCとして参加させていただいた。これはフワちゃんが「あたおか」というフレーズを我が物顔で乱用していることを、生みの親である見取り図さんに直接謝罪しに行こうというイベントである。 イベント当日。新幹線で新大阪駅に到着し会場へと向かう道中、フワちゃんの大ファンだという女性に声をかけられた。 「今日のイベントがんばってください!わたしはチケット取れなかったので行けないのですが、こうして会えて嬉しいです!」 どうやらチケッ

          フワちゃん反省会

          ゆにばーすさんにコントを書いた話

          ある日、ゆにばーす川瀬名人からこのようなLINEが届いた。 怖すぎる。なにが怖いって、僕と川瀬名人はLINEを交換したことがないのだ。誰かから僕の連絡先を聞き、その一発目がこの黒幕感たっぷりの「やあ!」。間違いなくこれからなにかしらに巻き込まれるのは確実である。 恐る恐る返信をすると、どうやら今度ゆにばーすさんが人に書いてもらったコントをたくさん披露するライブがあるらしく、それのオファーだった。『命を賭けたデスゲーム』くらいのことは覚悟していたのでとても安堵した。こんな光

          ゆにばーすさんにコントを書いた話