#853 生きるとは

松永久秀

お主は果たして大悪党なのか?



なぜ人は生きる?

なぜ人は死なねばならぬ?


なにを守り

なにを目的に

生きながらえようとするのか



人は脆い


信じては疑い

疑っては信じ

一瞬で翻る

そして

一瞬で死ぬ



人は強い


仲間や師する者

守りたい者ができた時

最期まで我が身を呈して守る

湧き出る強さよ




ただし

戦国の世に生まれようとも

今の世に生まれようとも

この命

一緒ではなかろうか

簡単に

落としていい命ではなかろう



いつの世も

その人徳ゆえに

守られる命


己が鏡となり

己が守ろうとする者には

いつの日か

同じように守られるのである





己の証明を

生きた証を



何に残す



知を積み

己を研磨し

人徳を高め



誰かを守るために

精進してゆく



生きるとはそういうこと


なのかもしれない






久しぶりに時代小説を読んだ

戦国の世に生きた一人の一生から感じる
生と死
生きる目的

歴史の面白さを感じる
戦国の世の上に
わたしたちの生きているこの世がある
そう思うと深い

読みたい小説は沢山あるが
今年は時代小説も時々織り交ぜて
自分が生きる土台となった時代のことを
本から感じたい












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