生きていれば。

　こんにちは！北海道・十勝で、児童養護施設出身、少年院出身の青年の自立をサポートする団体、NPO法人スマイルリングでの、青年たちとの日常をnoteしています😊

『とにかく死なないこと！
　生きてればいいんだ！』

今まで何度、
この言葉を言ったか分からない。

想像の斜め上いく、
青年達が起こす数々のトラブルには

いいのか悪いのか分からないけれども、
これぐらいの気持ちで無ければ

とても付き合ってなんか
いられないものがある。

顔がボコボコに腫れ上がったLINE。

『お母さん、喧嘩を吹っかけて
　ボコられました』
『バイクで事故りました』
『もう死にたい』

唸りながら電話がかかって来れば、

前歯は折れて無いかい？
全く、ホントに、アンタはもう…。

ため息と、
出てくる言葉は

本当〜に、
死ななくて良かった。

どんな事があっても、
落ち込んだりガッカリするのは
その日一日だけと決めている。

次の日がもう待っている。
いつまでも引きずってなんかいられない。

何があっても、
その子が生きているなら、
大丈夫だ！

そう思っている。

好きで、
暴れたり問題を起こす子なんて
この世に一人も居ない。

苦しくって、不安で、イライラする。
自暴自棄になり、
そして、無気力になる。

『自分なんて、どうなってもいい…』
そんな、苦しさ、悲しみ、孤独な思いを、

敏感に受け止められる
大人でありたいと思う。

どんなに辛いことがあっても、
どんなに失敗してしまっても、

いつでもニッコリ笑って
自分を見つめてくれる大人がいるなら
どれほどホッとするか。

あの子達と一緒に居るようになって、
私も、それだけは確信を持って
知っているのだ。

失敗してもまた立ち上がる、
絶対に、希望を捨てない、

私とあの子達が
一緒に実践し続けるのは、
この事なのだと思う。

だから、絶対に生きるのだ。

生きて生きて生き抜く事を、
あの子達には
しつこいぐらいに
伝え続けていこうと思う。

その先に、
絶対に幸福が待っている。

NPO法人スマイルリング💫
理事　ののむらちあき😁

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