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寂しい国の住人

ミヤウチです

「離婚を決めたのにまた別れられないかもしれない
そうしたら
また私は変われない…」

ご相談者様のそんな言葉に私もちょっとウルっとしちゃいました
お節介だけど何とかしてあげなくちゃと思っちゃう
離婚届けはもう記入済「後は出すだけ」と言いながらその声は弾みません

ご相談者様には自分が今変わらなければという覚悟はありました
それにブレーキをかけていたのは愛情への執着です
ただしこれは表面上の理由

カサンドラさんの中には
親から愛情をもらえなかった事をずっと恨んでいる方がいます
でもね誰にも愛されていなかったら
あなたはここまで生きることはできなかったのです

親からは愛をもらえなかったのは残念ですがそれ以上の愛を誰かからもらってきたはず
ここに気づくとどんどん変化が訪れましたよ~
この方の場合

ご自身も
母親も
父親も
友達も
旦那様も

皆「寂しい国の人たち」だったんですね
寂しさって愛と間違えやすいんです
そうです
本当の理由は寂しさと愛の勘違い

愛しているから一緒にいたいのではなくて
寂しいから一緒にいたいのです
するとこの中の誰かが寂しくなくなったらどうなると思います?
捨てられるか捨てるんです
「寂しい人たちが住む国にずっと住みますか?」

セラピーの後の彼女の答えはもちろんNO

「不思議…もうどうでもいい感じです
皆の顔がぼんやりして思い浮かばないです」
この時ご相談者様とはお仕事の後にセッションを始めたので
もう時計は夜8時を回っていたのですが
N様:「市役所・・・開いてますかね」
 私:「ん?どうかな~なんで?」
N様:「私これから離婚届出してきます!」
 私:「マジ!?」
もう数分前の涙は忘却の彼方へと追いやられ二人で大爆笑です

「コレ出したらすぐ婚活しなくちゃとか思ってましたが
まずは自分と向き合って一人の時間も楽しみたくなりました
そして愛する人を探します!」

そうだよ

あなたはもう寂しい国の人ではないからね

最後は二人で
「幸せになるぞ~~!」
「おおぉぉぉーーーー!」
と勝鬨(かちどき)を上げてセッション終了です

その後無事に離婚届けは受理されました
しかも彼女から
今の職場に対しても異動願いを出し自分のために生きるという決意表明までいただきました

そのくらい我が儘に生きたっていいじゃない
自分の人生だものな

大丈夫みんな愛されているよ

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