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ペプチドの効果【タンパク質・アミノ酸・ペプチドの関係】

◆タンパク質はアミノ酸が結合したもの

タンパク質はアミノ酸が多数繋がり構成されてる高分子化合物です。
タンパク質を構成するアミノ酸は20種類。

20種類のアミノ酸のうち11種類は人の体内で糖質や脂質から合成できます。
合成できるアミノ酸を「非必須アミノ酸」と呼びます。
残り9種類は「必須アミノ酸」と呼ばれ人の体では合成できず、食品から摂取する必要があるアミノ酸です。

◆そのまま吸収はできない

2~20個程度のアミノ酸が結合したものを「ペプチド」と言い、4つ結合してれば「テトラペプチド」、20個で「オリゴペプチド」と名前が変わります。

つまりアミノ酸で構成するタンパク質ですがその個数が50以上のアミノ酸の集合体を「タンパク質」、50以下を「ペプチド」と呼称します。

この違いは単に大きさだけではなく分解時の吸収速度も関係します。

アミノ酸は消化・分解の必要のないくらい細かい分子であり、その分吸収速度が速いのです。ペプチドもアミノ酸が数個結合したアミノ酸に近い大きさの分子なのでタンパク質に比べるとずっと吸収が早いのです。

そのため運動後のエネルギー補給に適していると補給食品にその名前を見かける方も多いかと思われます。

◆アミノ酸スコア

アミノ酸スコアは食品に含まれる「必須アミノ酸のバランス」を評価する指標です。アミノ酸スコアが100に近いほど体で有効活用されます。

アミノ酸のどれか1つ含まれる量が少ないとします。するとその含有量の少ないアミノ酸で合成できる分しかタンパク質が出来ないのです。

◆トレーニング後に最適なホエイペプチド

ここまでで説明した通りペプチドには単なるタンパク質(プロテイン)より高い吸収速度があります。
トレーニング後には素早く吸収・タンパク質合成が出来るものを摂取したほうがより効果的な筋肉の合成が見込めます。
そのためプロテインよりもより効果的だと言えます。
ただ、難点としてはプロテインよりもペプチドは高価であるため懐に余裕のある方は試してみるとよいかもしれません。

◆まとめ

タンパク質はアミノ酸が多数繋がり構成されてる高分子化合物
・タンパク質はそのまま吸収できない
・吸収速度はアミノ酸、ペプチド、タンパク質の順で早い
・アミノ酸スコアの高い製品を選ぶことで無駄なくタンパク質合成可能
・トレーニング後の高い効果を得るにはホエイペプチドが効果的
・ホエイペプチドの難点は高価であること

一口にタンパク質(プロテイン)と言っても深堀りすると様々な要素と特徴があります。
それぞれの目的に合った選択をしていきましょう。


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