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デザイナーに求められているコミュニケーション力

スマートキャンプデザインブログ、モリシゲです。

私は普段からさまざまなデザイナーのブログを読んでいますが、「デザインはコミュニケーションだ」「基礎能力の中でも最も大事なのはコミュニケーション能力だ」という内容がたびたびテーマとして取り上げられています。

今回はそれらのデザインブログで言及されている「コミュニケーションのあれこれ」をかいつまんで、私のデザイン経験としても共感できる部分を中心にまとめてみました。

課題解決の上流工程では、「かんがえるデザイン」が必要

「デザイン力」という能力を大きく2つに分けると、下流工程のスキルと、上流工程のスキルの2つに分かれます。

さらに細分化して観察力、分析力、発想力、表現力などに分けて話すこともできますが、今回は圧縮して説明します。

スタート地点は下流工程である「つくるデザイン」から

まず新人のデザイナーは下流工程の業務を任されます。Webなら特定のページや機能ですし、グラフィックならバナーなどの「つくるデザイン」です。

この「つくるデザイン」のスキルが上がるにつれて、上流工程のスキルである「かんがえるデザイン」が必要になってきます。


レベルが上がると上流工程のひとたちと話す必要がある

ただ「つくって、おわり」ではなく、課題を理解し、仮説を立てて、「こういう理由で、おそらくこの表現方法が適切であるから、こうデザインした。」と説明する場面が求められてきます。

意思決定者とコミュニケーションをとって、意図をくみ、リサーチし、仮説をたてる「かんがえるデザイン」をし、「つくるデザイン」への道すじを立てられる……といった、上流から下流まで一気通貫してできるデザイナーが重要視されています。

(ただこれを行うには、環境づくりも同時に必要になるケースがあるのですべてのデザインワークについてすぐに実践できるものではありません。)

まったくデザインを知らない上流の人たちが取り決めたことを、「はい!わかりました!」と言われたとおりにデザインすること。これがベストプラクティスでないことはデザイナーでなくとも少しは見当がつくと思います。

「かんがえるデザイン」には高いコミュニケーション能力が求められる

「かんがえるデザイン」では意思決定者、もしくはリサーチャーやプランナーとのコミュニケーションが必ず発生します。

デザイナーがコミュニケーションで失敗してはいけないことはたくさんありますが、数を上げてもきりがないので一部だけ例にあげたいと思います。

【コミュニケーション失敗例】
・意思決定者の話をミスリードして、狙った意図と違うデザインになってしまう
・デザインの要望をうまく具体化できず、何度も制作で手戻りが発生してしまう
・アウトプットの期待値調整に失敗し、意思決定者やクライアントからクレームを受けてしまう
・デザインや提案のダメ出しなどで感情的になってしまい、全体のモチベーションに悪影響を与えてしまう

失敗しないためには、これらを逆転してみるとよさそうです。

【求められているコミュニケーション例】
・意思決定者との意思疎通が100%に近い形でとれる
・抽象的なイメージと具体的なイメージの間のギャップを減らす説明ができる
・納期やクオリティの期待値を調整し、依頼者が満足する説明ができる
・ダメ出しや意見の不一致があっても、チームのモチベーションを下げさせず、ポジティブに転換できる

このように、上流工程では、デザインのクオリティ以上に、コミュニケーション能力が問われる場面がでてきます。

見えてきた理想のデザイナー像

コミュニケーションの重要性については一度ここで説明を終えますが、結局のところ、どういうコミュニケーションがとれるデザイナーが理想的なのでしょうか。

他のブログを参考にしつつ、私なりにグラフィックでまとめてみました。

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デザイナーがコミュニケーション能力を高めるには

コミュニケーション能力は読書やネットで知識を得ただけでは、身につけるのが難しい能力です。それに自分から言わなければ教えてくれる方はほとんどいませんし、自分がどの程度のコミュニケーションレベルなのかは、録画でもしないかぎり、他人からのフィードバックからしか得ようがありません。

デザイナーは営業や受付のようなコミュニケーションがメインになる職種でもないので「手を動かす技術職だ」というイメージも多少はあるとおもいます。そのようなイメージから、デザイナーへのコミュニケーション教育を実施する必要性を感じないと考える会社も多いのではないでしょうか。

コミュニケーションは、人と対面して「話す」「聞く」という行動がともなうので、早く成長させるには、上司や仲間にレクチャー(ケーススタディやロールプレイング)をしてもらい、現場での実践を繰り返していく必要があります。

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「いやいや、デザインの技術がなければ、そもそも価値のあるものが作れないよね。コミュニケーションは後回しでいいのでは?」

そういう意見も「たしかに」と思います。

私は、仮にクオリティの高いデザインが作れたとしても、非デザイナーにうまく説明できずにボツになったり、依頼者の意図と食い違ってクレームにつながったりしてしまったら、技術を身につけた意味がないと考えます。

また、デザイナーはみな「つくるデザイン」については日々研さんしているのは当たり前です。

頭一つ抜けたデザイナーになるという意味でも「デザイナーに必要な基礎能力としてコミュニケーション能力が一番大事なのでは」と私は思います。

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