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人生の使命(ミッション)は存在するのか(3)

前回は、私がある大手の流通業に新卒で入社したことを書きました。

最初に配属されたのは文房具売り場で、在庫の整理やら、荷物運びなどが主な仕事でした。

もちろん売り場にも立ちます。

学生時代に飲食や小売でバイトなどやっていれば違ったのかもしれませんが、私は学生時代、部活しかやってなくて、、、「専攻は〇〇大学吹奏"学部"」と自虐気味に言っていました。

一応家庭教師のバイトはやってましたが、ぶっちゃけ、ただの小遣い稼ぎです。

当時の生徒さんとその親御さんには本当に申し訳ないことをしました;;;。
(なんだか謝ってばかりです;;;)

それはいいとして、とにかく心構え自体がいい加減な新入社員でした。

仕事ができないのは、仕方がないとしましょう。

しかし、とりあえず会社には真面目に行くけれど、積極的に何かをやろうとするわけでもなく、将来に夢があるわけでもない。

あのまま歳をとったら今頃どうなってただろう?と考えると空恐ろしい感じがします。

そんな私に喝を入れてくれたのが二人目の上司のGさんです。

お世話になったのは1年ほどでしたが、私に社会人の基礎を教えてくれました。

ビートルズとグループサウンズが好き、トラッドのスーツを着こなした颯爽とした人。あの頃まだ30過ぎだったかな。

仕事ができて気が短く、気に入らないことがあると貧乏ゆすりが始まり、言葉使いも荒くなる人でした。

まあ、よく叱られました;;。

ホウレンソウがない、商品の陳列がおかしい、仕事が遅い、、、

決算の時には結構大きな失敗をやらかして大目玉を喰らいました。

そんな感じで、毎日ビクビクしながら会社に行ってましたが、おかげで少しずつ仕事のやり方がわかってきました。

今振り返って思うのは、やはり人が人を育てるのだということです。

会社として集合教育はもちろん重要だし、もっと言えば採用の時点でしっかり人選をする必要があります。

それはそれとして、結局その会社の、特に管理職の意識と能力が、会社全体のマネジメント力を決めるのだと思います。

こんな感じで、少しずつですが、いい加減だった私もなんとか一人前の社会人になるべく、ヨタヨタと歩き始めたのでした。



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