障がい福祉に仕事を変えた社長のブログ

東広島市で就労継続支援B型事業所エミリィプラスを運営しています。 障がいや病気を持つ方…

障がい福祉に仕事を変えた社長のブログ

東広島市で就労継続支援B型事業所エミリィプラスを運営しています。 障がいや病気を持つ方々の物心両面の支援をするとともに、障がい福祉施設の存在を地域に知ってもらい、バリアの無い共生社会を作ります。 チームのスローガンは【明るく元気に笑顔で】 日本一幸せな事業所を目指します!

最近の記事

意識を、変えろ

会社や組織はNO.2で決まる。とは誰もが知るところ。私の右腕である管理者Kさんには、2021年12月にエミリィプラスを事業承継して以来、ビジネスの商習慣や営業、販促、収支の成り立ちなど私の少ない知識を総動員して教え、会社の数字もオープンにして見せました。最初は「ちょっと何いってるかわかりません」と言っていた彼女も、最近では「色んなことを教えていただいて感謝しています」と真逆なことを言うようになってきました^ ^ そんなKさんは最近よく私を唸らせます。 私はよくハガキを書き

    • だから、楽しくなる

      ウチの管理者Kさんはとにかくノリがいいのです。 事業所の行事のたびにコスプレをして利用者さんを楽しませてくれます。 去年のハロウィンイベントでは魔女の宅急便のキキ 一月のイベントでは神社の巫女さん 先日の行事ではウクレレに合わせてアロハシャツ 会社的には非公認のため衣装は全て自前です。 いつか公認になれば経費で出してくれと言われていますが(笑) そんなKさんのおかげでウチの利用者さんや周りの人は常に楽しそうです。 でもそれは、 ただコスプレをしていたから、ではないの

      • 当事者は、誰だ

        今朝の、中国新聞一面記事。 別面でも解説記事がありました。 記事の書き方や専門家などのコメントからは、完全に「悪いこと」として扱われています。それは「あるべき姿ではない」と。企業が障がい者法定雇用率をお金で買うために代行ビジネスを利用している。そこだけ見れば、決して「良いこと」ではないでしょう。障がいを持つ方々が企業の所在地から離れた農園に集められ、農作業を行う。しかしその大半が休憩時間だったり、収穫された農作物は販売されるわけではなく、企業の社員や障がい者へ配布されるだ

        • 今年の、漢字

          もし自分に聞かれたら、迷うことなく。 「涙」 嬉しい涙、悲しい涙、悔しい涙、感動の涙。 一生のうちでこんなに泣いた年はなかった。 車椅子の利用者さんが転倒し緊急手術になったとき 事業所の行事で初めて「ほめほめタイム」をしたとき 春にお会いした、ひとは福祉会寺尾理事長が亡くなられたとき 信じていた利用者さんに裏切られるようなことをされたとき クラファンで温かい人の心にふれたとき 親父を亡くしたとき 職員、利用者さんから誕生日サプライズをしてもらったとき 倫理法人会の講話で自

          祭りの、意義

          就労継続支援B型事業所エミリィプラスは、今年8月よりエミリィプラザというリサイクルショップを運営しています。 昨日はプラザで初めてのお祭りイベントを開催しました。 店舗前の駐車場二台分ほどのスペースにテントを立て、たこ焼きやフランクフルト、ポップコーンを自前で作ったり、お菓子つかみやパターゴルフ、的あてゲームなどを行いました。一番盛り上がったのは、景品付きジャンケン大会でした。朝10時から15時まで、子育てファミリーを中心に延べ100人ほどの地域の皆さんに集まっていただきまし

          生きてく、強さ

          職業教育学会に所属される方とご縁があり、障がいを持つ女性HさんとZOOMセッションの機会をいただきました。 そこで、心に突き刺さる言葉に出会いました。 Hさんは48歳の女性の方です。両下肢機能全廃で身体障がい一級、抑うつで精神障がい一級。18歳の頃より身体と精神ともに発症されたとのことでした。今も毎日自ら行う身体のケア、週一回の訪問リハビリに訪問看護。月一回の訪問診療が必要です。かなり重度の障がいを持たれています。 しかし画面越しに見る精悍な顔立ちで話される姿からは、そ

          初心に、戻れ

          就労継続支援B型事業所エミリィプラスを事業承継して9か月が経ちました。高い志を持って臨みましたが、職員との衝突、福祉の現実、工賃アップの困難など。様々なことにぶつかりながらも「経験」という知識をまとうことができ、血となり肉となって自分の信念もより強いものになった気がします。そうした私の想いもやがて職員や利用者さんに伝わり、エミリィプラスはとても明るく雰囲気のよい事業所となってきました。 そして、クラウドファンディングの成功やエミリィプラザの出店により、メディアからの取材も増え

          環境が、変える

          2022年8月1日、リサイクルショップエミリィプラザをオープンしました。クラウドファンディングでご寄付いただいたり、商品を無償提供いただいたり、買い物に来ていただいたり、祝いのお花をいただいたり。本当にありがとうございました。お陰さまであっという間に一か月経ちました。 ここで、プラザの現在地をお伝えいたします。 一石七鳥開店前に目標としていたのは以下の7つでした。 ①商品は皆さんの善意(無償)でいただくものを想定。売上全てが工賃に。 ②自分たちで店舗運営することで一般就労の

          誰の、ために

          4/25より始まったクラウドファンディングですが、開始早々たくさんのご支援をいただき、たった4日間で第一目標の100万円を達成することができました!! ご支援いただいた皆さまにはこの場を借りて厚く御礼申し上げます。たくさんの善意を本当にありがとうございました。 しかし、ショップ開設にはまだまだ必要なものがあり、恐縮ながら引き続きネクストゴール200万円へ向けて再スタートを切らせていただきました。 実のところを話しますと、当初200万円からスタートする予定でした。しかしこのク

          共に、生きる

          去年12月に就労継続支援B型事業所エミリィプラスを運営するにあたり、掲げた目標の一つに「県内最低賃金を超える」があります。広島県の最低賃金は現在899円。我々エミリィプラスの利用者さん工賃(いわゆる時給)は250円。これでもB型事業所全体でいえば平均より少し高いくらいですが、これを3,5倍にしなくてなりません。現場に入って4か月。そんなに簡単なことじゃないことがわかりました。倍どころか、現状キープですら難しい。 利用者さんの業務指導や生活支援は職員さんに頑張ってもらっています

          決めて、断つ。

          去年の12月。東広島市の障がい者福祉事業所を事業承継しました。 当初は広島市と東広島市を行ったり来たりして買取業との「二刀流」でいこうと思っていました。しばらくは週に何回か事業所に通い、みんなと関係性ができてきたら職員さんに任せながら少しずつ行く回数を減らしていこうと。 しかし何でしょうね。 これまでのSNS投稿を見てもわかるように事業所に行くのが楽しくて仕方ないのです。なぜかと聞かれたら答えに困ります。自分でもよくわからないので。でもそのことを話すと奥さんには即答されまし