見出し画像

祭りの、意義

就労継続支援B型事業所エミリィプラスは、今年8月よりエミリィプラザというリサイクルショップを運営しています。
昨日はプラザで初めてのお祭りイベントを開催しました。
店舗前の駐車場二台分ほどのスペースにテントを立て、たこ焼きやフランクフルト、ポップコーンを自前で作ったり、お菓子つかみやパターゴルフ、的あてゲームなどを行いました。一番盛り上がったのは、景品付きジャンケン大会でした。朝10時から15時まで、子育てファミリーを中心に延べ100人ほどの地域の皆さんに集まっていただきました。
プラザでもたくさんお買い物をしていただき、ゼロイチのイベントとしては大成功だったと思います。
準備のため直前の一週間は毎日のように遅くまで頑張っていただいた職員さん達や協力いただいたボランティアの皆さんのおかげです。
私が言い出したイベントではありますが、ほとんど何もしていません。職員の皆さんには本当に感謝しかありません。ありがたいかぎりです。

さて。
そもそもこのイベント、なんのために行ったのでしょう?

8月にオープンしたリサイクルショップエミリィプラザ。
急ぎ足で開店したこともあり、広報が全くできていませんでした。東広島市内の方にほぼ知られていない。なので、知り合いや友人のお祝い需要が終わった8月下旬ころには来客数も持ち込み商品も先細りしていきました。
そうなると、毎日プラザに来ている利用者さんの仕事がありません。持ち込まれた商品があれば、値段調べや値付け、品出しなどの仕事が生まれます。買いに来られるお客さんがいれば、挨拶や声掛け、買い物かごを渡したりなど接客の仕事が生まれます。それが生まれない。

なんのためにこの店を開いているのか?

もちろん売上を出し、利益を出し、利用者さんの工賃を向上させることが大前提ですが、その前に彼らが地域の方とふれあい、社会との接点を生むこと。プラザで仕事をして、自分の得意なことを見つけること。これから自分の生きていく道を見つけること。そのためのエミリィプラザ、なのです。
そしてそれは、事業所の壁に掲げている「エミリィプラスの理念」に基づいています。物心両面の支援によって、彼らの生活力を上げること。それができていないなら、どうやったらできるのか?全て、理念に沿って考え、行動すべし。そうして考えだしたことが、今回のお祭りイベントであります。

見守りができないため、当日の運営は職員とボランティアさんにしましたが、20代の利用者さんにはお母さんと一緒にお手伝いしませんか?とご家族に向けてお手紙を書きました。お子さんと一緒に仕事をする機会も得られますし、他のお母さん方との繋がりが生まれればいいかと思いました。15人ほどの利用者さんご家族宛に打診しましたが、今回ご参加いただけたのは2組だけでした。まだスタートです。それでもいいと思いました。次回以降もっと増えれば嬉しいですね。

私は何かチャレンジするときに、自分の心にこう言い聞かせます。
「これが世のため人のためになることならば、必ずうまくいく」
今回のイベントが成功したのも、これは誰かのためになるからだと神様が応援してくれたのだと思っています。昨日一日で沢山の商品も持ち込んでいただき、多くの方にエミリィプラザを知っていただきました。これからますます忙しくなり、利用者さんの仕事も増えると思います。

全ては理念に基づき、考え、実行する。私たちの想い、行いは間違っていないと信じて、これからも明るく楽しく笑顔で攻めていきます(笑)
引き続き、私たちエミリィプラスを応援してください。どうぞよろしくお願い致します。

エミリィサンキュー。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?