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今年の、漢字

もし自分に聞かれたら、迷うことなく。

「涙」


嬉しい涙、悲しい涙、悔しい涙、感動の涙。
一生のうちでこんなに泣いた年はなかった。

車椅子の利用者さんが転倒し緊急手術になったとき
事業所の行事で初めて「ほめほめタイム」をしたとき
春にお会いした、ひとは福祉会寺尾理事長が亡くなられたとき
信じていた利用者さんに裏切られるようなことをされたとき
クラファンで温かい人の心にふれたとき
親父を亡くしたとき
職員、利用者さんから誕生日サプライズをしてもらったとき
倫理法人会の講話で自分をさらけ出したとき
LIVEでブルースカイブルーを歌いながら親父を思い出したとき
就任一周年記念式典でサプライズをしてもらったとき
経営者団体の友人が亡くなったと聞いたとき
母親から手紙をもらったとき

10月に親父を亡くしたのをはじめ、今年は沢山の別れに涙しました。喪中はがきも過去最高に多かった。こんなに周りで人が死んでいくなんて。
本当に、人生はいつ終わるかわからない。何度も心がえぐられるような気持ちに襲われました。

あとの、
ほとんどの涙は事業所エミリィプラスでの出来事。事業承継してからの一年、本当にあっという間ではありましたが、人生の数年分に匹敵するような「濃い」日々でした。

初めての障がい福祉事業
初めての社員4人利用者さん29人を抱えての事業
初めての東広島市での事業

「理想の障がい福祉」「理想のリーダー像」を追い求めながら、現実とのギャップに悩み苦しんだこともありました。それでも無我夢中で走り続けた一年はただ楽しく、やりがいを感じながらあっという間に過ぎていきました。

存在を知ったときは亡くなられて一週間後だった岡山のA型事業所ありがとうファームの木庭会長。著書「知ることは障がいを無くす」にこうありました。
「経営者にとって最高の幸せは、この仕事をするために自分は生まれてきたと思えること」
まさに、私自身これまでの人生を振り返っても、初めてそう思えた日々でした。

そうして、
気が付けば12月1日より2年目を迎えました。
事業承継して全てのことが革新され、愛と希望に満ちた事業所になってはいますが、ずっと何もかもが上手くいくわけではないですね。
無心でやってきたルーキーイヤーでは見えなかったものが、いま見え始めました。トラブルに近いものも発生しました。距離感が近すぎたからこそ起こっている問題もありますし、東広島市内で評判が上がってきたことに私自身の驕りがあったかもしれません。
しかし苦難は幸福への入り口。信頼する職員さん達と、また初心に戻って、「心にまっすぐ」取り組んでまいります。

来たる2023年も、既にワクワクする予定ばかりです。
壁に掲げたエミリィプラスの理念に向けて、33人の家族と共に、ゆっくり急いでいきます。また応援いただけると助かります。

来年も
もっときっといい年になります。
私たちも、皆さんも。

エミリィサンキュー。

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