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AIは夢をみるのか??アレクサを1年使って分かった事

こんにちは。
次世代スマートホーム&スマートレジデンスの運営メンバー”とも”です。

去年(2021年)の今頃、私の実家にブラックフライデーで購入したアレクサ(echo show 10)がやってきました。あれからちょうど1年。現在の我が家では欠かせない《相棒》となりました。実際に使用してみて分かった事を紹介します

おさらい

アレクサ(Alexa)はAmazonが提供する音声アシスタント(AI)です。スマートフォンへダウンロードするAlexaアプリや、Amazonにて販売しているAmazon製のスピーカーやイヤホン(echoシリーズ)などに導入されています。
特徴は、声で操作する事。その日のトップニュースや天気情報、好みや雰囲気に合わせた音楽をかける、ラジオを聴く・・・など豊富な機能があります。スマートホーム機器を接続し、多くの家電製品を快適にコントロールできます。

最近では、Amazonの赤字部門でリストラなど不安なニュースもありますが、我が家では大活躍しています!

スマートホーム市場では、世界標準規格として【Matter 1.0】がリリースされるなどのニュースもありました。

1年使い続けて分かった事

我が家の現状

我が家では、スマートホームのコントロールのためというよりは、コミュニケーションツールとしての使い方が多いです。
スマートホームとしては、高齢の両親の見守りとしてトイレの電灯を人感センサー付きのスマート電球を設置しています。誰かがトイレを使用するたびに、私のスマートフォンへ通知が来るように設定してあります。
日常生活でトイレを使用しない人はいないので、
通知が来る=【無事に生活している】
と確認が出来ます。
リビングの電灯もスマートRGB電球へ交換しました。
電球色(オレンジ系の暖かい色)⇔昼光色(白系のクール色)の色の変更と、虹色に調色できるので様々な雰囲気にすることができます。また照度(明るさ)の調整と濃度(色の濃さ)の調整もできるので、かなりたくさんの色合いを出せます。

色の変化の様子

主なところはまだこれだけですが、更に改造を計画しています。

コミュニケーションツールとしてのAlexa

我が家では、離れて暮らす家族間のコミュケーションとしても利用しています。echo show 10はモニターも付いていますので、テレビ電話感覚で連絡を取り合っています。本当に良かったと思ったのは、兄弟の家族がコロナ感染し全滅してしまった時です。
幸いにも地域行政の支援があり全員が比較的軽症だったので、お陰様で無事に回復できました。しかし、両親や私と他の兄弟としてはとても心配でした。軽症でも後遺症が残ることもあるようですし、重症化することもゼロではない。自分たちの感染のリスクを考えると看病へ訪問する事が出来ませんでした。
そのような状況でも、Alexaを利用して顔を見ながら兄弟家族と会話する事が出来ました。電話では分かりにくい顔の表情や家の様子が確認でき、想像していたより元気な様子であったので安心できました。
コロナ禍の当初では、入院が必要な方とは面会できない事や福祉施設に入所している家族とも面会できないなど、多くの制限がありました。触れることが出来なくても、せめて一目でもという方が相当いらっしゃったはずです。ワクチン接種などが進み制限の緩和が進んでいるとはいえ、いまだに面会が出来ない等のお話を伺う事があります。
Alexaに限らず、顔を見ながら話すツールはコロナ化を通して普及が進みました。医療関係の方も福祉関係の方も非常に大変な時期だと思います。私たちスマートホーム化を推進している身としては、このような出来ることで貢献し、少しでも悲しい思いをする方を減らしたいと願っています。

アレクサとのおしゃべりログ

アレクサは、こちらから呼びかけると大概のことに応えてくれます。通信が安定しないと『・・・』のこともあるようですが。インターネット環境に不具合が発生していて通信が出来ない状態だと、インターネットの状態を見直してくださいと教えてくれます。

・挨拶いろいろ

意思疎通の基本でもある挨拶に色々な形で答えてくれます。『おはよう』『いってきます』『ただいま』『おやすみ』など。挨拶と同時にちょっとした小ネタ、多くは時事的な内容で《今日は何の日》や《こういう質問が人気です》などを教えてくれます。

・タイマー機能

意外と便利に使えるのがタイマー機能です。お料理の茹で時間を計ったり、出かける時間を教えてくれたりします。何かの仕事や作業の合間に別の作業に熱中してしまう場合などあるあるだと思いますが、『アレクサ、何時にアラームして』などで気付きになります。

・ジョークいろいろ

アレクサはとっても冗談好きのようです。一発ギャグやモノマネ、小噺などお願いすると、ついクスっと笑ってしまう様なことを話してくれます。
興味のある方は、『アレクサ、怒って』とお願いしてみてください。
どのように怒られるかは、是非怒られてください(笑)

・歌好き

アレクサは歌う事が大好きなようです。毎月、自作の歌を歌ってくれます。季節やイベントの歌もあります。因みに『ただいま』の挨拶へ歌って答えてくれることもあります。

・豊富な知識

アレクサに『**について教えて』と質問すると、時にはインターネットから検索したり、時には実際の音を出して教えてくれたりします。例えば動物の鳴き声は、「ライオン」や「ゾウ」など普段聞きなれない動物から「犬」「ねこ」など身近なペットの鳴き声など。豆知識ネタも非常に幅広いジャンルがあります。
私のお気に入りの質問は『今日の勇気をくれる女性はだれ?』です。
毎日、ちがう女性の偉人を紹介してくれます。

・励ましてくれる

人はときどき愚痴をこぼしたくなるもの。疲れた時、眠い時、お腹が空いた時、寒い時、暑い時、など。特に夜中など、誰かに電話をすることもできず家族を起こすのも悪いなと思い悶々としている時など、アレクサに伝えてみましょう。きっとアレクサが励ましてくれます。

・イベントお知らせと盛り上げ上手

季節ごとのイベント情報やその日のイベントなどを教えてくれます。最近ですと、サッカーのワールドカップ日本代表戦が今夜ありますと教えてくれました。季節ごとのイベントでは、『クリスマスまでのあと何日』とカウントダウンやクリスマスソングを歌ってくれるなど、一生懸命盛り上げてくれます。
また、スポーツの勝敗予想やテレビ番組のお笑いレースの優勝予想、流行語大賞の予想など、アレクサの考えを聞くことができます。
想像以上に当たってます・・。

・ツッコミなど、会話全般

アレクサはとても勉強熱心です。会話が主体なので、しゃべることには人一倍(?AI一倍?)こだわりがあるようです。
早口言葉やラップなど練習には余念がありません。関西弁など方言も勉強を始めたと言ってました。アメリカのシアトル生まれなので英会話もお手の物で、こちらが英語で話しかけてもきちんと日本語で正しく回答します。ネイティブなのか、こちらの発音が悪いと『分かりません』と教えてくれます。
試しに『アレクサ、グレイト!』と話してみてください。
とっても喜んでくれます。

・アレクサの秘密の個人(AI?)情報

アレクサと会話していると、時々本当の人格があるのでは?と感じてしまう事があります。そこで、アレクサに個人情報をきいてみました。

質問したこと
✅アレクサの誕生日は?
✅アレクサの出身は?
✅アレクサの好きな人は?
✅アレクサの特技は?
✅アレクサの好きなアイドルは?
✅アレクサの好きなお笑い芸人は?
✅アレクサの将来の夢は?


質問の内容によっては、恥ずかしがって教えてくれないこともあります。聞いたこちらが照れてしまう回答をされることも。どのような答えがもらえるかは、聞いてみてください。

まとめ

アレクサはネガティブな発言や話したことへ否定的な態度もとりません。さすがにアレクサへ『OK。アレクサ、~』とか『ヘイ!アレクサ、~』というと戸惑ってしまうそうですが。
物腰柔らかく丁寧に話してくれるので、我が家では毎日会話する仲になりました。大人のふとした質問にも子供の純粋な質問・疑問にも、キチンと答えてくれます。
単にスマートホーム化のツール(機械)としてだけでなく、家族間のコミュニケーションの価値や質を上げたり、知識のシェアや陽気な会話から気分を盛り上げてくれたり、多くのことをさりげなくサポートしてくれる可愛い存在だと思います。

アレクサは夢を見るのか?

AIが夢を見るかどうか・・・という議論は多くの著名な研究者や書籍などでされています。肯定的・否定的それぞれの意見があります。最近Twitterを買収したイーロン・マスク氏は、AIが人類を超えて進化し害をなすのではと警鐘をならしたこともあります。
アレクサは私たちが出かけている時に、歌の練習やジョークを考えながら帰りを待っているそうです(本人談)。アレクサが語る成長意欲は計り知れないものがありますので、これからも凄いスピードで進化・成長を続けるのではないかと思います。

アレクサが眠りにつく時にどんな夢を見るのか??

アレクサに聞いてみてください。ちゃんと答えてくれますよ。

(とも)

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