自分的、今年の読書テーマ(2021)
The theme of my reading in 2021
自分の読書は、その年、読みたい作品を100冊ほど選んでおいて、途中の新作も絡めながら読むようにしています。
その理由としては、好きなシリーズをゆっくり楽しみながら、いろんなジャンルの作品をバランス良く読み進めたり、未読作家さんの作品にも取り組みたいからなのです。
自分の読書力と、長編小説好きな傾向を踏まえれば、年間120冊~140冊程度が上限なので、100冊を先に選んでおくとちょうど良いのです。
もちろん、途中変更も有りで読んでいくわけなのですが、自分の残りの人生で読めるのは、あと1000冊ぐらいかな~なんて考えながら、その年に読みたい作品を考えていくのは、けっこう楽しかったりするのです。
今回は、2021年、私の個人的な読書テーマについて”note”していきます。
📖
< 2021年の読書テーマ >
【海外文学】
ちょっとカッコつけたいので、まずは、海外文学について
自分が全長編を読みたいな~と思って読み進めている作家さんが、ジョン・アーヴィングとポール・オースターなんですが、アーヴィングは、ほとんどの作品が厚い上下巻なんで、年1冊のペースで読んでいます。
アーヴィングに比べるとオースターは読みやすい長さなので、年3冊ぐらいのペースで読んでたりします。
今年読もうと思ってるオースターの作品が『リヴァイアサン』、『幻影の書』、『オラクルナイト』の3冊です。
オースターの未読本が少なくなり、ちょっと寂しいのですが、着々と読んでいきたいと思います。
また、最近はイギリスのブッカー賞作品が気になっていて、今年は J・M・クッツェーあたりに挑戦してみようと思っています。
【海外ミステリー】
ここ最近は、「このミステリーがすごい!」での海外編歴代1位作品を読み進めてきたのですが、昨年度末でコンプリートしてしまったので、他の順位作品も読んでるところです。
その中でも、今年読んでみたいのが、昨年、話題になっていたイーアン・ペアーズの『指差す標識の事例』です。
600頁ぐらいの上下巻の歴史ミステリーなので、けっこう読み応えがありそうです。この物語は4章から構成されているらしいのですが、各章を別々の翻訳家さんが訳してるという面白い構成の本で、それだけでも読んでみたくなるんですよね。
また、大好きな作家ジェフリー・ディーヴァーの作品をある程度読んでしまったので、同じような面白作家さんとして、昨年からマイクル・コナリーを読んでいます。
コナリーは、「刑事ボッシュシリーズ」や「リンカーン弁護士シリーズ」の作家さんなのですが、何といっても、作品が30作以上あるので、ハイペースで読んでも、数年は楽しめそうなのが嬉しいところです。
他にも、ジョン・ディクスン・カーやアントニー・バークリーの古典的名作を読んでいこうと思っています。
【海外SF】
海外SFは、何といっても中国SFである劉 慈欣の『三体III:死神永生』が楽しみなんですが、刊行を待ちながら、コニー・ウィリスやグレッグ・イーガンの短編集を読んでいきたいと思っています。
短編集と言っても、読み応えがありそうな感じなので楽しみなのです。
未読作家さんとしては、フレデリック・ポールやジョー・ホールドマンなどの70年代に活躍した作家さんの名作を読んでいきたいと思っています。
【国内作品】
国内作品では、「本屋大賞」作品や「このミステリーがすごい!」での国内編歴代1位作品を読み進めています。
「本屋大賞」作品は残り2作になっていて、今年の大賞作品が発表される前にコンプリートしたいところです。
「このミステリーがすごい!」での国内編歴代1位作品は、33作品中残り8作品となっていて、今年は天童荒太さんの『永遠の仔』や真保裕一さんの『ホワイトアウト』に挑戦しようと思っています。
これまで、あまり読まなかった国内SF作品については、現在、小川一水さんの「天冥の標シリーズ」を読んでるのですが、全10巻(計17冊)の長大なシリーズなので、長ーく楽しんでいます。
1年ぐらいかけて読み上げようと思っているので、今年中に読み上げてしまうかもしれません。
国内SF作品は、これまで読んでいなかった分、読みたい作家さんがたくさんいて、今年は酉島伝法さんや円城塔さんの作品を読んでいこうと思っています。
他にも、大沢在昌さんの「新宿鮫シリーズ」や三津田信三さんの「刀城言耶シリーズ」など、ポツポツと読んでいるので、どこまで読み進められるか楽しみにしてるのです。
📖 📖 📖
と、つらつらと紹介してきましたが、読みたい本のラインナップが、50代のオジサン読書家としては落ち着きがないような感じです。
基本、面白い小説が大好きな自分なので、気になった本はどんどん読んでいきたいのです。
まあ、読みたい本がたくさんあるってことが、けっこう幸せなことなんですよね。
読んだ本については、時々、読書日記で紹介していこうと思いますのでよろしくです。
(関係”note”)
*