ソングライター桑田佳祐の80年代前半の足跡
Keisuke Kuwata's Songs
今年の夏は、サザンオールスターズを始めとした桑田佳祐さんの曲をいっぱい聴いたな~って感じです。
なんかデビュー期から80年代のアルバムを聴き直してたりしてました...
自分の "note" でも、たくさん題材にさせてもらっていて、今回は、そのまとめというか補完する記事なのです。
+ + + + + +
自分の "note" の中の、他のアーティストが歌う桑田佳祐さんの曲の歌詞を考える記事では
以上、6曲を題材にさせてもらいました。
うち、『シャボン』と『私はピアノ』、『そんなヒロシに騙されて』、『夏をあきらめて』は、サザンオールスターズの同名曲のカバーで、『海』と『恋人も濡れる街角』は提供曲です。
カバーといっても、リリース時期が近いので、競作みたいな感じだったんです。特に『そんなヒロシに騙されて』は、高田みずえさんとジューシィ・フルーツの2組が同時にカバーしてたので、尚更でした。
現在のカバーとは、ちょっと雰囲気が違ってたんですよね。
一方、提供曲について、桑田佳祐さんって、意外と他のアーティストへの提供曲は少ないんです。
しかも、その大半は、『海』や『恋人も濡れる街角』と同じく80年代前半に集中してたりするんです。
今回の記事では、まず、これらの提供曲について紹介していこうと思います。
かなりマニアックなラインナップになりますが、ご了承ください!
■ ■ ■ 提供曲 ■ ■ ■
「すてきなトランスポーティション」
1980年 西慎嗣 & LORD,LORD,LAWDY MISS CLAWDY GROUP
伝説のブラス・ロックバンド:スペクトラムの西慎嗣さんとのプロジェクトで、桑田さんのプロデュースなんですよね。
他にも「シュールなるなぎさ1963」という曲も提供してます。
ちなみに、この曲はクラリオンのCMソングでした!
「狂い咲きフライデーナイト」
1981年5月 タモリ『ラジカル・ヒステリー・ツアー』収録
なんと、タモリさんのアルバムに曲を提供してるんです。
他にも「スタンダード・ウイスキーボンボン」という曲が収録されています。
「MIO-SUN」
1981年8月 高樹澪:「恋の女のストーリー」のカップリング曲
「おまかせください(ナカムラ・エレキ音頭)」
「恋人も濡れる街角」のカップリング曲
1982年9月 中村雅俊
音頭ですからね~、雅俊さんに歌わせてるのが凄いのです。
意外とノリノリなんです。
「MISS YOU BABY」
1983年4月 上田正樹
上田正樹さんの、「悲しい色やね」の次のシングル曲です。
「悲しい色やね」の後はキビかったかもしれませんが、いい曲なんですよ~、この曲も!
「蒼いパリッシュ」
1983年5月 松田弘『EROS』収録
1983年6月 カバー:高田みずえ
サザンのドラム担当の松田弘さんのソロに提供された曲です。
実は、高田みずえさんもカバーしてたりするんですよね。(高田みずえさんの桑田さん作のシングルは3曲あるんです!)
松田さん版は見つからなかったので、高田みずえさん版を紹介しますが、順番では「そんなヒロシ~」の1つ前のシングルになります。
「茅ヶ崎は今日も黄色い」
1983年 小林克也&ザ・ナンバーワンバンド『東京あたり』収録
※嘉門雄三名義
小林克也さんとは縁が深いんですよね~
嘉門雄三名義なんですが、この2ndの『東京あたり』では、この曲と「プロレスを10倍楽しく見る方法 ?今でも豊登を愛しています」が収録されていますし、前年にリリースの1stアルバム『もも』にも、「六本木のベンちゃん」「ブルースだ?れ!」「My Peggy Sue」を提供しています。
「アミダばばあの唄」
1983年10月 アミダばばあ & タケちゃんマン
「ひょうきん族」を見てた世代としては、むちゃくちゃ懐かしいのです。
残念ながら、タケちゃんマンもいるバージョンは見つかりませんでした。
「萎えて女も意志をもて」
1984年4月 ジューシィ・フルーツ
後日、「そんなヒロシ~」で、再び、コンビを組むことになります。
ちなみに、このシングルのカップリングだった名曲「海」は、1984年7月リリースのサザンのアルバム『人気者で行こう』でセルフカバーされ、1990年5月には芳本美代子さんと本田理沙さんにカバーされました。
「アメンボの歌」
1997年8月 早川義夫
「みんないい子」
1997年10月 香取慎吾 & 原由子
「ブッダのように私は死んだ」
2020年11月 坂本冬美
今のところ、一番、新しい提供曲です。
数少ない提供曲でした。
まあ、かなり個性的だし、タモリさんや、さんまさん、小林克也さんに提供してるってのもすごいですよね。
■ ■ ■ カバー曲 ■ ■ ■
続いて、提供曲と違って、カバーの方は、かなりたくさんの方がサザンの曲を歌ってます。
競作っぽい80年代カバーは以下の通りです。
2000年代以降にカバーブームがあるんですが、網羅することは難しいんですが、自分が、”これは” と思ったカバーを紹介していきます。
「ラチエン通りのシスター」
2005年12月 カバー:山下久美子
カバーアルバム『Duets』収録、feat.浜崎貴司
「スキップ・ビート」
2009年7月 カバー:Superfly
シングル「恋する瞳は美しい/やさしい気持ちで」に収録
「YaYa(あの時代を忘れない)」
2020年10月 カバー:JUJU
カバーアルバム『俺のRequest』収録
あれ、選んでみたら、全部、女性シンガーによるカバーになってしまいました。
そういえば、80年代前半のカバーも全部女性でしたね。
原由子さんがリードボーカルを務める曲はわかるんですが、そればかりでもないあたり、なんか女性に魅かれる何かがあるのでしょうね。
+ + + + + +
この記事を含めると、80年代のサザンや桑田さんの曲に関する記事は、この夏だけで、9つにもなってしまいました。
まあ、それだけ、自分の中高生時代に影響を与えていたんだと思うんですよね。
一応、サザンオールスターズのデビュー期から80年代の活動休止までについては、ある程度、自分の書きたいことは記事に出来たと思うので、次回、サザンや桑田さんについて "note" する時は、活動再開後~90年代あたりになるのかな... どうかな...
最後に、一応、80年代の提供曲やカバー曲を中心にしてプレイリストを組んでみましたので、活用ください。
【桑田佳祐 SONG-BOOK】
(その他、サザン関係note)
♪