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寫眞機余話

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【第1話】9000円で買った古い寫眞機の話

最近、9000円に満たない古いデジタル一眼レフを買った。2007年に発売されたPENTAX K100D Super…

さきょう
3年前
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【第2話】ミラーレス派の私がデジタル一眼レフを再評価した理由

カメラは日進月歩、進化しているのだから、最新のカメラが生成する写真もさぞかし進化している…

さきょう
3年前
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【第3話】X-Pro3を買えなかった男

良いカメラというのは、直接、写りに関係ない部分にお金や労力をかけている。加えて、写りも良…

さきょう
3年前
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【第4話】カメラとお金の話

カメラ趣味に必要不可欠なのはお金である。 カメラや写真撮影に興味があっても「毎月の生活費…

さきょう
3年前
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【第5話】カメラ好きとYouTubeと気になる写真家

早いもので「寫眞機余話」も今回が5回目となる。 当初、寫眞機に関する私的小話を、静かに、…

さきょう
3年前
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【第6話】ライカ好きがPENTAXに魅せられた末に辿り着いた終着駅

最近、晴天の日は撮影、雨の日は執筆という「晴写雨筆」がすっかり定着した。生憎、きょうは天…

さきょう
3年前
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【第7話】桜とカメラ。そして木村伊兵衛

2021年の桜はコロナ禍の中で開花した。コロナ禍の桜は2020年に続き、二度目ということになる。 「人生は死ぬまでの暇つぶし」という言葉を耳にしたことがある。 最初は???だったが、よくよく考えてみると、会社経営を他人に任せ、フリーで生きているいま、「なるほど。全く見当違いではないな」と思うようになった。 楽しいから行動し、不安だから行動した。仕事も楽しいから継続できたし、不安だから頑張った。 ただ、暇つぶしかどうか、真剣に考えるのも時間の無駄である。かりに、暇つぶし

【第8話】「もっと自由に!」写真家に学ぶ究極のカメラ機材と撮影姿勢

「ジャケ買い」。楽曲も聞かず、ジャケットの写真を見て買う人がいたほどアルバムの写真の出来…

さきょう
3年前
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【第9話】いい写真とは?寫眞機と被写体の間に心を感じる写真

noteで「寫眞機余話」をスタートして、ちょうど1ヶ月になった。ひっそり始めたつもりだったが…

さきょう
3年前
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【第10話】カメラの力〜生と死とライカ

人間の脳は優秀だ。見えない映像を補ってくれる。 例えば、川端康成の名作「雪国」はこんな書…

さきょう
3年前
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【第11話】趣味で始めたカメラや写真撮影に嫌気がさしたり、疲れた人はどうしたらいい…

前回は、ピュリツァー賞カメラマン・沢田教一の取材活動を通じて、カメラの伝える力の偉大さや…

さきょう
3年前
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【第12話】総カメラマン時代なのに写真雑誌が衰退する理由と一流の写真展で感じた違和…

いま、日本は総カメラマン時代といっても大袈裟ではないだろう。 一眼レフやミラーレスなど本…

さきょう
3年前
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【第13話】Sigmaの対応で考えた!品位あるカメラ・レンズメーカーとは?

前回の「寫眞機余話」で、東京都写真美術館で開催されていた「日本の現代写真1985〜2015」展が…

さきょう
3年前
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【第14話】カメラ系YouTuberを視聴しなくなった理由と新たな期待感

カメラやレンズを買い替えたいとき、YouTube動画を参考にしている人は多いと思う。私もかつてはそうだった。 素人が新たなカメラを手にして良くも悪くも率直な感想を述べる。なかには酷評もある。動画の構成や編集は粗く、画質も劣るかもしれないが、スポンサー稼業のテレビと違って、自由奔放に意見や感想を発信するYouTubeのアナーキーな可能性と魅力に感心したものだった。 高級レストランの丁寧に作り込まれたフレンチよりも、手早く料理された街の中華や定食が食べたい時があるものだ。美味