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1st.single ひとひら 制作note

最近トロプリ小説漬けですが、久々に音楽話です。

昨年の4月の話ですが、ようやく1st.single をサブスクでリリースしました。音楽活動を弾き語りで始めて10年くらい。。

桜の歌なので、この時期にぜひ聴いていただきたい1曲です。各種サブスク配信してます。
  ↓↓↓
https://big-up.style/0oE0jbyKMG

途中結婚や出産で離れてましたが、次女の育休中の2020年6月にDTMを始め、2021年の4月に育休が終わる前にどうしても1曲形にしておきたかったので、3月頃から少しづつ制作をはじめ、、感慨深いです。

弾き語りで作詞作曲するだけじゃなくて、DTMでアレンジや宅録、ミックスが曲がりなりにもできるようになったのは、ほんとによかったです。自分の力でここまでできるんだなぁって。作る音楽の幅も格段に広がっていきます。

お若いシンガーソングライターの皆様はほんと早く始めた方がお得ですよ!私も10年前、あちこちでライブなんてやってないでアレンジやDTMの勉強してればよかったなぁ、なんて思っちゃうし。まぁ、人それぞれタイミングがあるから仕方ないけど。

他のサブスクでも聴けるので、ぜひご一聴ください。


記念すべき楽曲なので、1年越しではありますが、作ってる時のことを思い出して久々に制作noteを書いておこうと思います。



制作のきっかけ

まずこの曲はサビのメロディが出てきて、JーPOPの桜っぽいメロディだから季節的も良かったし、とにかく歌のアレンジをちゃんとしたくて始めました。

2020年7月頃からTwitterの企画の、#深夜の2時間DTMという企画に参加させてもらってたのですが、9月頃からKORG Gadget 2というスマホアプリでインストのエレクトロ音楽を思うがままに作るようになってから少し手応えを感じ始めたので、2月の「片思いをイメージした曲」?かなんかで久々にメロディから歌ものを作ってみたら、コードもアレンジもめちゃくちゃ。惨敗しまして。。

ギター弾き語りだと自分の弾けるコードで適当にコードつけちゃってたし、特に和音の付け方が苦手で、これは、私は腰を落ち着けて歌のアレンジをしなければいけない、と思ったのです。

使用機材

オケ制作・ミックス:スマホアプリのKORG Gadget 2。

ボーカル録音・ボーカル処理とオケとボーカルのミックス、最終的なマスタートラックの調整:Logic Pro X。PCはMacBook Air。

宅録マイク:RODE NT-2A。オーディオインターフェイス:iRig Keys I/O。

コードやメロの確認:SA-46というちっちゃいキーボード。

宅録場所:深夜の洗面所。

制作工程

サビのメロからキーボードでキーの確認→1番のAメロBメロのメロディ作成→キーボードでコードをつける→歌詞の作成。

次に1番のアレンジを始めたか、2番以降の構成やメロを決め始めたか、ちょっと忘れちゃいました。でも、2番は最近のJーPOPの流れを汲んで、1番とは違うメロディやアレンジにしようと思ってたのは確かです。

KORG Gadget 2でオケ制作開始。オケ制作に意識したことは「スタイリッシュな和風感やオリエンタル感とノスタルジー」。

この曲の骨となる部分は歌詞です。一人眺める夜桜に大人になって懐かしく切なく思い出すあの頃。そんな歌詞のストーリーをいかにオケで表現するか、を意識しました。

メロディに合わせてリズムトラック、ベースの作成。KORG Gadget 2でエレクトロサウンドだけど、ストリングスやピアノを混ぜてオリエンタル感やノスタルジーの演出。サビの間奏のギター(打ち込み)はかなり後になって付け加えたのですが、ダンサブルな感じがして気に入ってます。

2番はストリングスを抜いてよりエレクトロっぽく。シンセサイザーやコーラス音源を入れたり。

間奏は春の嵐をイメージして、深夜の2時間DTMでやってたみたいにイメージする音を自由に打ち込み。

オケが出来た段階で、一度ギターの先生(私が尊敬してやまないミュージシャン)にオケのミックスの感じを聴いてもらってアドバイスもらって調整。

オケが出来たらいよいよボーカル録音!

しかし、ここからが本当の試練の始まりだったのです。。。

一番しんどかった歌録とボーカルミックス、ピッチ・タイミング修正

オケが出来てやったやったー♪後は歌って配信申請するだけ♪と思ってたら、、ここからが地獄でした。。オケ制作はすごく楽しく出来てたのですが。。

宅録環境は深夜夫や娘二人が寝てから、洗面所で洗濯機の上にバケツをひっくり返してタオルを引いた上に、マイクを置くという。。

1回目の歌を録って、オケと合わせてびっくりしたのですが、めちゃくちゃ音が籠もってる!そもそも洗面所という湿気の多い場所に加え、遠慮して声もちっちゃかったし、ボイトレも行ってなくて何も考えないで歌ったので歌の響きが悪すぎました。

自分の声が一番響く鼻腔の場所があって、お腹で息の量を調整してそこに声を当てるように歌うのですが、それをすっかり忘れてたっていうか。

なので2日目、録ってオケと合わせて聞いてみるも…なんかノリ悪!オケと比べてめっちゃ歌のっぺりしてる!そもそもボーカルディレクション不足でアクセントのタイミングなどが全然だめ。これもボツ。。

3日目。発声、ノリ、アクセントや語尾の拍数まで意識して、コーラスまで録って録音はこれにて終了。

しかしその後のボーカルの音作り・抜けを出すためのEQやコンプの設定のボーカルミックス、元々私の歌い方が出だしの発声が遅いので、ノリを出すためタイミング補正して一言一言オートメーションを書いて聞き取りやすく処理したり。

ほんとに歌詞ひとつひとつ、タイミングあわせてオートメーション書いて、、ってやってましたね。。いやはや気が狂うかと思いました。。

で、ボーカルとオケをミックスした段階でまたギターの先生に音源を送り、ディレクションもらって、再度ミックス調整して、ようやく完成!

ほんと、大変だった。。

勿論先生にはいつもディレクション料お支払いしてます。

アレンジとかはいろんな曲聞いてみて自分でも勉強できる気はするのですが、ミックスはどうしても自分の耳だけじゃ、こんな感じ?で終わっちゃうので、プロの方に聞いてもらってアドバイス受けると自分の耳も発達する感じがしていつも勉強になってます。

先生からは、RODE NT-2Aは結構滑らかに撮れるから、ハイよりなEQは常に必要かも、とアドバイスもらって。

この曲もEQで相当ロー削って、ハイよりに持っていってます。もともと私の声もくっきり目というかは、中低音に倍音がかなり混ざってるってこともあるけど。

CDジャケット

ジャケットも手作り感満載ですが、全部スマホで作りました。早咲きの桜の写真をスマホで撮ってたので、それをスマホで白黒処理して、ibis Paint Xというアプリで色つけて文字入れて、編集して。

やろうと思いさえすれば自分でなんでも出来ちゃうし、いい時代ですね。


そんなこんなで1年前に完成した「ひとひら 」。桜の季節に思い出して聞いていただければ幸いです。

聴いていただき、読んでいただきありがとうございました!!



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