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【architect】プロジェクトマネージャー①

建築家は建築を設計する人
というイメージが強いかもしれない

これは間違っていないのだが
さらに細かく分けると
・デザインを設計する意匠設計
・構造を設計する構造設計
・設備を設計する設備設計
となる

医療の分野で内科や外科などと分かれているのと似たようなものだろうか

小規模の住宅などは特に分ける必要はない
街のお医者さんが色々な患者さんを診てくれるのと同じように重度の場合は専門のお医者さんに診てもらわなければならない


さらに大規模な建築になると、設計士だけでなく全体を取りまとめる建築家が求められる
それがプロジェクトマネージャーコンストラクションマネージャーと呼ばれる建築家である

近年は建築に求められる社会的な意味なども多岐にわたってきている
今まではデザインを設計する建築家が全体をまとめる役を担ってきたが、それではフォローし切れない状況になってきたのが現状だ

建築はプロジェクトとして始める前から、計画の方向性や目的を明確にし、資金計画を立てる

資金計画も建設から運用、解体までのライフサイクルコストで考えなければならない
また近年ではSDGsに見られるように環境に対する取り組みも重要になる
近年では公共建築はもちろんであるが、民間の建築でも地域との関係を重視する意識が高まっている
地域住民とのワークショップを重ねながら計画を進めることで地域に必要とされる建築をつくることも大切な使命である

計画段階から完成し、運用に至るまで一貫してプロジェクトを統括するプロジェクトマネージャーの建築家としての役割は、何百人もの人が関わる事業においてはこれからもっと注目される建築家の役割になると言えるだろう

noteで繋がりを持たせてもらっている諏訪寛さんはプロジェクトマネージャーの仕事をnoteを通じて発信されています

プロジェクトマネージャーの仕事は、クライアントとそれぞれの建築家、施工会社などあらゆる利害関係の異なる人々の板挟みになる立場である

諏訪さんの仕事には建築家としての役割のみならず、その仕事感について勉強になるところが多い

他分野にも通じる諏訪さんの仕事感について考えてみたいと思う

(次回につづく)


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