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なぜ世の旦那さんがキッチンに入りたがらないか?もしかしたら?の考察(急須編)


うちの写真家(夫)が最近、よく緑茶(煎茶)をいれてくれる。

いや、もともとコーヒーは美味しく淹れてくれる担当で、最近はフレンチプレスまで使ってくれるくらいハマってる。

でも日本茶は、私が八女茶で育ってきていることもあって、茶葉にうるさかったり、美味しくいれるのが得意だからか、なんとなく私がいれるようになっていて、
実家の時から母も使っていたタイプのお茶屋さんで売ってるようなプレーンな小さめの常滑焼の普通の赤茶色みたいな急須を使ってます。
(事実、私にはそれが一番いれやすい)

「どうぞ」と、いれれば「美味しい」と、飲んでくれるし八女茶も好きそうなんだけど、緑茶を自分でいれることはなく、緑茶は私の担当みたいになっっていました。

ところが年末。
「洗い物の時に手が滑ってその急須を割ってしまった、ごめん、新しいのを買うから選んでいい?」

と言われたので、「いいよ!使いたくなるの選んでよ」といってたら、
フレンチプレスを買ったハリオ(ガラス)のサイトを見てる時に氣になった急須があったようで、それを選んで購入。

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それが届いた瞬間から、「試していい?」と、緑茶をいれてくれるようになりました。

自分で選んで買ったものだったら、人は進んで使いたくなるんだな。

今までの急須は写真家にとってはテンションが上がらなかったから、きっと使いたい氣持ちにもならなければ、美味しくいれてみようとも思わないから、私に役割を譲ってたのかも。

つまり、もしかしたらこの私の体験はこんな風に言い換えることができるかもしれない。

旦那様がなかなかキッチンに入ってくれない、全然手伝ってくれない、と悩んでる世の多くの女性は、意外と「自分が使いやすい道具」を選んで買って、キッチン埋め尽くされているのかも。

もしかしたら私も緑茶に関しては、手伝いたくてもできなくしていたのかも?と、美味しい緑茶を楽しそうにいれてくれる写真家を見て反省しました。

もちろん、理由はこれだけではないだろうし、今までのいろんな環境も影響しているというのは知っているけど、自分の身の回りにいる男性の多くは、手伝いたい(←この考えの時点でちょっとおかしいとも思うけど)と思っているけどどうしたらいいかわからないって人も多くて、あ、こんな簡単なことでもなにか前進するんだったら嬉しいな、と思った次第。

うちの場合は、できる方がやる、という感じで分担ということもなく協力してほとんどやってもらってるんだけど、
そういえばそれも、鍋とかフライパンとか、食器とか2人で使うものは一緒に買いに行ってて、私よりも写真家の方が好みがうるさいから、やれル・クルーゼにしようとかここのメーカーのがいいんじゃないかとか、何から何まで私よりだいぶ洒落ているので、完全に意見を優先してるから、好きなデザインのものに囲まれて、キッチンにも進んで入ってあれこれしてくれてるのかも。

誰かと一緒に使うものだったら、自分の所有欲を手放せば、うまくいくことあるんだなあ。

2人で使うのを私が勝手に選んだときは、きっとそれに付随することがうまく運ばないこともあるのはたしかに経験済みなので、今回の急須のことで色々考えさせられるものがありました。

ちなみに彼が選んだのは、ハリオの茶茶急須 禅というものです。
中の茶漉しも大きくて使いやすく、お茶をいれるのが得意な私でも、いいの選んでくれてありがとう!と思うものです。

1人で完結することはなんでも得意なんだけど、人と暮らすというのはあれこれ知らないことを改めて知る、勉強の連続で毎日いろんな氣付きを得ています。
違うって凄いことだな、と身近なところで知る。
頼ってみると思いもよらないチョイスがあって、私はそういう予測外なのが大好きです。

後日談:この投稿をFacebookでアップしていたら、数人の男性より「わかるかも」「お気に入りの道具があったら、キッチンに入る回数増えると思う」とコメントありました。
一部の方にはそれなりに気づきがあったようで、嬉しかったです。


(2021/1/13のFacebookより転記)


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