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中1~高3までのThatの用法(関係代名詞含む)を10分で斬り捨てる、すごい記事

[結論] Thatが前に付くか、後ろに付くか、ただそれだけだ。

2秒で分かるタイトルの絵が表しているのは、これまで中学3年間、高校3年間、皆さんを悩ませてきたThatの全てなのです。

この記事を読めば、「英語ってこんなに簡単なんだ!」ってきっと思ってもらえるハズ。そして、「もう1回英語やってみようかな」と思わずつぶやきたくなる、SLOVARこと私の、力作の記事です。

Thatの本質は指し示すこと

下の絵が分かれば、今日の話の50%は終ったも同然です。さぁ目をクアアアと開けてご覧ください。

Thatが前から付いたら、何をするの?→指し示す。指示代名詞として。
Thatが後から付いたら、何をするの?→指し示す。関係代名詞として。

ね、超簡単でしょ!?

[前-1]. 指示代名詞とは、数あるものの中から選ぶこと

指示代名詞という言葉が難しく見えるって?簡単簡単、漢字が分かれば!ズバリ、こういうこと。

して、す」

数あるものの中から、ハイこれだよ!って指差ししてあげることなんです。下の図を見たら一発!

じゃ、代名詞は?というと、

いちいち、名前を繰り返していると面倒だから「あれ」と言うこと

なのです。例えば、下のように長い名前を繰り返したら疲れちゃいますよね。

私:昨日、関係代名詞の記事読んだ?
友達:うん、読んだよ、関係代名詞の記事めっちゃ分かりやすかった!
私:良かった!

そこで、「関係代名詞の記事」を「あれ」に置き換えるとなんと、、

私:昨日、関係代名詞の記事読んだ?
友達:うん、読んだよ、あれめっちゃ分かりやすかった!
私:良かった!

言いやすくなったではありませんか!!

つまり、指示代名詞とは、数あるものの中から、指差しで「あれ!」と指さして選ぶことなのです。

もう少し例が欲しいですよね。

That pen is red.
(数あるペンの中から、ある1つを指さして、あのペンは赤いんだ)
That person is my friend.
(数居る人の中から、ある1人を指さして、あの人は友達)


[前-2]. 引用とは、「これから中身を言うよ!」という合図

これも「thatは指し示すこと」という概念が頭に入っていれば、簡単!

【英語は動詞が先】

→私は 言った 「内容」
→I said that「today was a good day」

こういう順の世界なので、いつから「内容」が始まるのか、を指し示してあげたほうが、聞く人にとって親切なのです。ここで思い出して欲しいのが、Thatの本質は指し示すことです。Thatの右の方で、「今から、発言内容が始まるよ!」という合図をするのが、引用のThatなのです。

では、例を少し。

He said that we should go
(彼は 言いました 言った内容はコチラ 「出発すべきです。」)
Shawn said that the train was late.
(ショーンは言いました 言った内容はコチラ 「電車は遅れた」)

引用のthatの便利な所は、say以外の動詞にも使えるところなのです。例えば、think (思う)にも使えたり、feel (感じる)にも使えるのです!

Maya thought that it was a good idea.
(マヤは思った 思った内容はコチラ 「それはいい考えだ」)
Maya felt that English can be easy.
(マヤは感じた 感じた内容はコチラ 「英語は簡単かも」)


[後-1]. 関係代名詞とは、「そしてそれは」で始まる追加情報

英語というのは、後ろから追加説明をするのを好む言語なのです。だから英語はthatが超大好きな言語なのですが、「thatは指し示すこと」という概念を理解した皆さんなら、息をするのが自然なレベルで、このthatの使い方も分かるハズ!

最初に言ってしまったモノが何であるかを「指差しで」説明するのです。つまり、最初にそれが何であるかを言っておいて、「そしてそれは、」具体的には●●です。と、こういう説明を好むのです。

This is a car that is mine
(これは車です。そしてそれは、私のものです。)
Yesterday, I saw a man that was dancing.
(昨日、私はある男に会いました。そしてそれは、踊っていた。)

ね、簡単でしょ!?

この後ろから説明するテンポが心地よく感じ始めたら、英語を勉強する時が来たという合図なのです!なぜなら、あなたの心に英語が宿った瞬間だから (笑)

もう少し例を。

This is the city that I was born.
(これは街です。そしてそれは、私が生まれた)
2019 was the year that I started to study English.
(2019年は年でした。そしてそれは、私が英語を勉強し始めた。)

へえ~関係代名詞ってこんなに簡単なんだ、と思ってもらえたら、嬉しいです!

そんな皆様ならこの文章も分かるハズ。

That is the car that I broke yesterday.
(あれは車です。そしてそれは、私が昨日壊しちゃった)


[後-2]. 関係代名詞の応用編も2秒で攻略できるんです!

そう言えば関係代名詞って、that以外にも、whichとか、whoとか、whereとか色々あったよな...あれどうなってるんだろ?

ハイ、これぞ朗報中の朗報。下の図を見れば、2秒で解決

もしもThatの左が、以下の通りだったら、thatを上の色々に変えられます。

year時間なので、thatをwhenに変えられる。
city場所なので、thatをwhereに変えられる。
manなので、thatをwhoに変えられる。
carモノなので、thatをwhichに変えられる。

ここで、さっきまで出てきた例文が、もう一度活躍してくれます。


【that→whenにできる】

2019 was the year that I started to study English.
(2019年は年でした。そしてそれは、私が英語を勉強し始めた。)


2019 was the year when I started to study English.
(2019年は年でした。そしてその時間は、私が英語を勉強し始めた。)
【thatをwhereにできる】

This is the city that I was born.
(これは街です。そしてそれは、私が生まれた)


This is the city whereI was born.
(これは街です。そしてその場所、私が生まれた)
【that→whoにできる】

Yesterday, I saw a man that was dancing.
(昨日、私はある男に会いました。そしてそれは、踊っていた。)


Yesterday, I saw a man who was dancing.
(昨日、私はある男に会いました。そしてその人は、踊っていた。)

【that→whichにできる】

That is the car that I broke yesterday.は
(あれは車です。そしてそれは、私が昨日壊しちゃった)


That is the car which I broke yesterdayになれる
(あれは車です。そしてそのモノは、私が昨日壊しちゃった)


それぞれの上の文と、下の文を、よ~く見比べてみてください。

下の文の日本語訳の方が、より、ハッキリと意味が伝わってきませんか?例えば、

「昨日、私はある男に会いました。そしてそれは、踊っていた。」
と言うより、
「昨日、私はある男に会いました。そしてその人は、踊っていた。」
という方がより自然ですよね?

この感覚こそが、thatの代わりに、ネイティブがwhoやwhenやwhereやwhichを使いたがる理由なのです。


この記事だけで、関係代名詞の80%は終わり!もうちょっと込み入った話もあるのですが、そういう話は英語が好きになってしばらくしてからでも遅くないと思うのです。原則を掴んで、それから詳細の詳細を勉強していけば良いと思うのです。いきなり、全てを詰め込もうとするから、英語の勉強に詰むのだと思っています。

そしてその原則とは、

[結論] Thatが前に付くか、後ろに付くか、ただそれだけだ。

なのです。


今日のこの記事の内容は、普段私の授業で教えていることなのですが、特に学生の皆様からありがたがれる項目なので、関係代名詞の残りの20%以外のお話はここですることにしました。

この記事が皆様の英語学習の役に立った、糧になった、のであれば、とっっっっっっっても嬉しいです!関係代名詞に苦しめられている人は多いですからね。

もし役に立った!という人、投げ銭などは要らないので、無料でできる、コメントや、拡散、をお願いします!

それでは、また別の記事で会いましょう。

いつも記事を読んでいただきありがとうございます。英語学習に苦しんでいる方、つまらなそうに嫌々語学を学んでいる方が周りに居ましたら、シェアしていただければと思います。楽しく、深く、語学に取り組める人が1人でも増えたら幸いです。