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社会人から専門学生に。入学までにした準備の全て

前回の記事の中でも触れましたが、
現在の専門学校に通うまでにした準備について
詳しく書きたいと思います。


◼︎夜間の学校に通った1年間

2019年4月から、現在の専門学校に通い始めましたがその前に2018年4月から社会人生活と並行して1年間、夜間のファッション専門学校に通っていました。

一度も専門的な勉強をしたことがないまま会社を一気に捨てて学生一本になって、もし「思ったのと違った」と思ってしまった時に取り返しがつかないため、
本当にファッションの道に進んでいくのか、
それを自分の中で確かな答えとして出すために夜間の学校に通い始めました。

ーー 夜間の学校のスケジュール ーー
通った期間:1年間
頻度:3日/週
学費:45万円ほど
雑費:
学費にプラスで受験料が1万ほど、実技の授業で使う布代年間1万円未満、デザイン画の授業で使用する画用紙・作図に使用する紙代 3千円ほど、その他作品によって使用するボタンやファスナーなど3-4千円
★合計50万ほどあれば1年間のコースであれば夜間の学校は通えます。
(私は会社に入ってからの給料の蓄えで事足りました。)

この1年で学んだことは、服を作る上での基本。
ミシンの使い方、布の向き、アイロンのかけ方など本当に初歩的なことから、タイトスカート・開襟シャツ・ワンピースの製作まで。
作図はスカート・パンツ・シャツ・ワンピースの各種様々なデザインから、
襟・袖も多様な形を練習しました。
一番大変だったのは作図の授業で、短い時間で多くの形を学ぶので
授業中は必要な筆記具などは全て出しておいて、終始集中して取り組まないとついていけなかったです。

また、縫製の授業は、要領・手際良く進めれば授業時間内で終わります。
なので自宅にミシンがなくても構わないですし、家庭用ミシンでも大丈夫です。
ただ布の裁断などは自宅で済ました方が良いかな、という感じでした。

デザイン画の授業は9頭身人体の書き方から、服の書き方、
デッサン画・着色の方法まで必要な技術は一通り学びました。
座学では素材についてとファッションの歴史がありました。

そうして学んでいくうち、やはり夜間の1年間では到底足りず、
会社を辞めて1日中ファッションの勉強に専念しようと、全日制の学科への進学を決意したのです。

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◼︎全日制の専門学校への進学準備

夜間で通っていた学校と、今通っている専門学校は違う学校です。

全日制への進学を決意した時、夜間で通っていた学校でそのまま学科を変えて進学する選択肢も考えたのですが、本気で勉強するなら一番良い学校に行こう、と思い様々なファッションの専門学校へ行って生徒の作品を見たりカリキュラムを比べ、今通ってる専門学校を選びました。

つまり大学を卒業後、夜間の学校へ入学・卒業し
現在の専門学校で高校卒業後3度目の入学になるわけです。(なかなかできない経験!)

ーー 現在の専門学校のスケジュール ーー
頻度:平日5日間、9:15〜17:00まで
(曜日によって午前授業あり)
学費:年間140万円ほど(※受験料込み)
雑費:上記にプラスで実技の授業で使う布代・デザイン画の授業で使用する画用紙・作図に使用する紙代・ 作品によって使用するボタンやファスナーなど、人により様々ですが5〜10万円
★合計150万ほどあれば学校に必要な資金はまかなえます。

ファッション業界に転向しようと決めたのが社会人2年目の最初。
その頃から学費などお金を貯め始めてはいたけれど、一度夜間の学校を挟んだことで固まった額を手放したこと、
それから社会人1年目の頃の私はバカなくらい散財しまくっていて
(どれくらいかと言うと、買い物時には値段は見ない・休日のカフェはたいていホテルラウンジ・服は衝動買いするくせに買って満足してショッパーに入ったまま部屋に放置・たいして効果が出ないくせに整体エステ月3〜10万)

そのため社会人3年目はそれまで以上に貯金を増やすために
ランチはお弁当を作って持って行き、友達との交際も9.5割ほど断ち、
本当に必要最低限(夜間の学校で必要な雑費や交通費程度)しか出費しませんでした。

また、毎月給料が入るたびに
(目標貯金額−現貯金額)÷残り給料受給回数=今月貯金に回すべき額
を計算し、その分を貯金用口座に移していました。
学校のために貯金を始めてからは、自分の中で一番欲しいものが学校に通う経験になったためその他の物欲が一切なくなり、散財もぱたっとしなくなりました。

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◼︎学費以外にかかった予定外の資金

そうして人付き合いもお金の使い方も変わり、順調に学用費が貯まったかなと思っていた頃、両親に会社を辞め学校一本に専念することを改めて話しました。
1年くらいずっと、会社を辞めるつもりでいることやその後は学校に通うつもりだと話していたけれど、いざ本当に実行する時期になってかけられた言葉は、反対の意見

もともと、終身雇用を善と考える親にとって、会社を辞めることはやはり認められず、私がこれまで話してきた計画も全て冗談だと捉えていたとのこと。
また、せっかく安定収入を得られる会社に入ったのにその安定を手放すことに対し、親として娘の将来を不安に思う気持ちが強かったとのこと。

そうして最終的に言われたのは、「学校に行くなら家を出て資金も全て自分でやりくりしろ。」

もともと金銭面で親を頼ろうとは思っていなかったし、
ずっと実家暮らしだった自分の生活力の無さも自覚していた分、一人暮らしをすることも考えてはいたものの、
学校が始まるのと同時に家賃がかかるとなると正直それは計算外で、会社を辞めるまであと1.5ヶ月というタイミングでの資金繰りの計算狂いは打撃だった。

でも意地っ張りな私は「そういうことならお望み通り出て行きます。」と言い返してしまった。

ーー 一人暮らしの家をどう探したか ーー
条件:①学校から徒歩圏内 ②できれば家賃7万以内 ③2階以上

学生期間の作業場、くらいの気持ちでいたので、広さもこだわらず最低限の条件だけで探しました。
幸い、友人の知り合いが不動産をやっていて、仲介手数料は半額で家探しを手伝ってくださいました。
ただ、一緒に内見にも行っていただいたりいろんな部屋を探してもらう過程で、なかなか上記の条件に合う物件がないのと、あったとしても家電を置いたら寝る場所がないかも、というくらい狭い部屋しかなかったので、最終的には下記の部屋に決まりました。

家賃:8万2千円
間取り:1K、エアコン&クローゼット付き
内装:独立洗面台、バス・トイレ別、3口コンロ
設備:4階、階段なし、オートロックなし、洗濯機はベランダ設置
学校からは徒歩15分ほど
の距離だったので、便利ではありました。

しかし正直安くない家賃、これが毎月かかってくるのに加え、契約時には35万ほどかかりました。
学費のための貯金がここで大幅に取られることになったのです。

加えて、国民健康保険は誰の扶養にも入れないので自分で払い、なにより所得税が想像以上に来ました。
先述したように、バカみたいな散財をしても破産しないほどの収入があった分、その分の所得税が想定以上に来て痛手でした。
(本当に、社会人1年目に無駄使いせず貯金をしておけばよかった!!)

ーー 引越し費用を抑えた方法 ーー
一人暮らしという想定外の出費のため、とにかく引越し費用を抑えました。
家具・家電の揃え方は以下の通り。

冷蔵庫・洗濯機:不要になったという知り合いに譲ってもらった(送料のみ負担で1万6千円)
電子レンジ・ケトル:退職時に会社の先輩方から送別ギフトとしていただいた(0円)
炊飯器:Amazonで自己調達(1万5千円)
(掃除機は買わず、清掃具はクイックルワイパーにしました。)
★家電は3万円ほどで全て揃いました。

ベッド・布団・ラグは楽天で計1万9千円
机・食器類はニトリで計2万円ほど

家電を揃える費用をぐっと抑えたため必要な家具等は総計7万ほどかかった計算です。

そして引越し業者はこの3-4月は繁忙期で、10万ほどかかると言われてしまいました。
そのため、ゆうパックで衣類などは1万円で送り、そこに入りきらなかった分は毎日大型キャリーケースに詰めて実家から一人暮らしの家まで自分で運びました。
(毎日運んで計6回くらいかかったと思います。これが結構重くて辛かった。)

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でも、ひとまず学費は納めたので会社を辞めても予定通り希望していた学校の学生になれる。
家も決まったので実家を追い出されても居場所がないわけではない。

こうして、資金や住まいの準備をしました。

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