俺が見ている「面接のポイント」 Vol.24
前回、どんなIT企業を選べば良いかという話から脱線して申し訳ない。
神様がわざわざ我々に組み込んでくれたDNAと向き合わないやつは採用しないという下ネタで締めくくってしまった。こんな俺は近頃ほんとにどうかしてるぜ~!!と思っています。
反省します。。
あまりにも乱暴な締めだったので、今回は
・俺が面接している時にどういうポイントを見ているのか
・どんな人なら採用したくなるのか
これを就活生と共有できたらいいなーって、前回の反省を活かしつつお詫びに書こうと思います。
あくまでも俺の観点ね。
他のちゃんとした社長たちに通用するかはわからないから、参考程度で見てくれたらいいからね。
前提
まずはじめに、これは覚えておいてほしい。
志望度が低いのに、選考が何となく進んだから内定欲しさに受け進む場合。
これは最終面接でほぼ落とされると思っていいかもね。
異性のそれと同じで、自分に気がないことはこっちにも伝わるものだ。
最終面接で出てくる経営幹部層はそれを見抜くぐらいの経験はある。経営歴の長い社長になればなるほど、たくさん感情のやり取りをしているわけで、その機微を見抜く力に長けているのは言うまでもないよね。
就活生の皆さんは、面接を乗り越えるだけのテクニカルな参考書を読んで安心するかもしれない。
でも「想い」は一夜漬けでは出来上がらないから、ほとんど通用しないと思ったほうがいい。
逆に言えば、想いの醸成は非常に重要だということ。
だから「どんな仕事なら熱く頑張れる」とか「どういう会社なら自分は好きになれる」とか前もってちゃんと考えてほしい。
想いを作り上げることは難しいことなんだよ。
そういうベース(想い)がある前提で、俺が就活生のどこを見ているかを書くね。
その子が現段階で何ができるかは、正直ほとんど興味がないんだ。
長いビジネス人生において、その気になりさえすればスキルはいつだって取り返せるものだと思っているからね。
ただし、モノゴトと向き合う姿勢が悪い子はいくら良い教育をしたところで育つことはない。だからこっちのほうが厄介だ。
俺は一言で言うとその子の「モノゴトに対する姿勢」をいつも見るようにしている。
その姿勢は大きく分けて、4つある。
①自分と向き合ってきたか
苦手なことをどのように克服してきたかは非常に重要なポイントだと思っている。
社会に出たら、今までやったことがないことだらけだ。
初めてやるのだから失敗するし、失敗したら怒られる。これを繰り返し、得意になるまでに時間もかかるわけだ。
この間に嫌になって気持ちが折れたら、獲得できるスキルも獲得できなくなる。
まるで太っている人がしんどいトレーニングをやってみたものの、すぐに見える成果が出ないものだから途中でダイエットを止めちゃうのと同じ現象だ。
自分と向き合うということは、大人でもなかなかできない人が多い。
でもせめて、逃げ癖がないとか言い訳をしないとか、他責にしないとかそういうポイントを俺は見ている。
自責が出来ない人って、自分の成長よりも小さなつまらないプライドに固執してるってことじゃんか。
自分に非がないと思っているわけだから、改良してバージョンを上げる必要はないって思っていることだよね。
改良しないんだから、成長しない。それだけのことだ。
よーく周りの人たちを観察してみ!
バイト仲間でもチームメイトでも、使えないな~って思う人ほど、人に謝れないわけよ。
②人のために行動ができるか
仕事の本質は「誰かのために役に立つ」ということだ。
お客様のためにプロジェクトを完遂させるとか。
サービスを通してお客様を楽にさせてあげられるとか。
作品を通じてお客様に楽しんでもらうとか。
これらはすべて誰かの役に立っていることだよね。
そういう意味で、人のために行動が出来ない人ってあまり信用できないし、ただやらされ仕事しかしなさそうでね。
将来大きな仕事をしてくれるイメージが持てないんだ。
③価値観が合うか
どんな家庭で育ってきたのか。
何を頑張ってきたのか。
人間関係で苦しんだことは何か。
こういったいわゆるその子を過去を振り返りながら、形成されてきた価値観をヒアリングさせてもらうようにしている。
お互いの考え方である「価値観」が合わないで一緒になるのは苦痛だからだ。
いつもケンカしちゃう彼氏彼女と居続けるそれに近いね。
そんな環境で頑張ってやり続ける仕事って何だろう?って思うんだよね。そんなことをしてまで勝ち取りたいスキルってなくない?
会社もその子も不幸になるだけだから、価値観が合わない人は採用しないことにしている。
④周りに感謝できるか
人は当たり前のことに感謝をしないものだよね。
空気吸っていて「酸素ありがと!」ってならないし、蛇口を回して出る水に感謝することもない。
酸素が吸える裏では植物が光合成をしてくれているし、さらにその裏では太陽が食物を照らしてる。水だって、いろいろな人たちの働きがあって家に配管が届いて、きれいな水が出るわけだ。
でも感謝されることはほとんどない。
当たり前だからだ。
今は両親が子供たちを大学まで出すのが当たり前の時代だ。
親が使命に感じてやる分にはご勝手だけど、子供の分際で「当たり前だろ!親なんだから!!」って思うのはまるで物語が違う。
こういう発想の子は、きっと企業に入ったら「研修があって当たり前」だと思うだろう。先輩が後輩に教えることも、お客様から仕事をもらえることも、会社にいた時間分お給料がでることも、当たり前のように思うのだろうと思うと、きっといろいろな事を大事にしない子なんだと思ってしまう。
だからチャンスをあげたいと思わない。
さらに言えば、こんな感謝しない子とは働きたくないとすら思うわけだよ。
なのでうちの会社に入ってくる新卒たち全員と約束していることがある。
それは初任給を全額親に渡してもらうこと。
今時、大学を卒業するのに2000万弱はかかる。
お金だけじゃない。
親は子供を育てるのにどれほどの感情をすり減らしているのか。
こんなことは当たり前じゃない!!
だから感謝を述べる場として、区切りとして、初任給は親に渡してもらっている。
毎年、これを新卒と俺の一番最初の約束事にしているんだ。
そ!給与の使い方を俺が決めているんだ!
ん?ジャイアン?
はい!北朝鮮です!
YES!ハラスメントです!
セクハラ万歳!!
森元首相をいじめるな~
女性は好きだ!!
・・・
・・
・
ご、ごめんなさい!
取り乱しましたので、これで終わります。
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