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なんで人間はぶくぶく太るの?

かつて人間が進化してきた環境では、食べられる物がそうかんたんに手に入らなかった。食べられるときにたくさん食べて脂肪としてたくわえる仕組みが生き抜くのに有利だった。ところが現代では、食べ物はいつでも手に入り、不足しがちだった「糖分・塩分・脂肪」(食欲を煽る3大栄養)もとりたい放題。そのギャップのあらわれさ。

理由・根拠


  • 人間が農耕をスタートさせたのが1万年前。それまでは数百万年という間は獣をかったり木の実などをとったりその日暮らしの生活。いつ食べ物が得られるかわからない環境だった。一方で現代は…

  • 私たちが脂肪をたくわえるつくりなのは、いつでも食べられるものが手に入らない環境を生き抜いてきたから。食べ物があるときにいっぱい食べて、使わないカロリーを脂肪に変えて貯蓄して、食べものが手に入らないときにそなえる仕組みになってる。

  • 生物学的な仕組みはそうかんたんには変わらない。

具体例

  • 肥満が多いのは圧倒的に現代人。

  • 野生動物に肥満の個体はいない。

  • まんまる肥え太った動物は人間に飼われているか、人間の捨てたゴミの中から食べ物を漁るカラス。

まとめ

100万年ぐらい経てば、この飽食の時代に適応するように人間が進化するかもしれないと思うじゃん? ところが衛生環境や医療が著しく発達していく現代社会において"淘汰圧"が働きにくいので無理っぽい。つまり、さまざまな病気の原因になってしまう肥満になりたくないなら諦めて、生活習慣の改善・維持につとめるしかなさげ。やーん。


関連

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参照

なぜ肥満が現代人に多いのか 進化医学が説明する「合理的な理由」

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