読書日記 「人文知1 心と言」と動きと言葉

ジムでいつもしている動きを左右反対でやってみた。とても難しい。前に出る動きひとつでも左右反対だとできない。瞬発的な動きを一度頭で考えないとできずもどかしい。
たまに練習としてやるにはいいのかもしれない。動きを言語的に捉えないと左右反対では動けない。
右前の構えでやっている瞬発的な動きを一度言語化し、左で試す。うまくできない場合は再度右でどうやってるかを言葉に直し左の動きと照らし合わせる。
動きの言語化には左右反対がいいのかもしれない。明日には読もうと思っている為末大さんの「ことば、身体、学び」を開くのが楽しみだ。
左前でやった動きの違和感をうまく言葉にできると、うまくなれるかもしれない。
東京大学出版会が出している「人文知1 心と言」をじわじわと読んでいる。仕事の絡みもあり人文知について読み解こうとしているが、なにやら幽霊のような言葉だなと思う。
恐れを抱き、敬意も湧くが実態が掴めない。人文知はそんな言葉。人文知は我々の存在と言語に深く関わってつがれる知であると本書はいう。
言動から心を推測できるのかなど魅力的なテーマが並ぶが、人文知という言葉の輪郭は読んでなお捕まえきれない。
私は私の動きをどう言葉にするのか?左右対称でうまく動くために言葉を使おうとしていると心と言葉、言葉と身体の関係を思った。

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