「睡眠負債と朝練と0校時と睡眠トレーニング」

今日の沖縄タイムス紙面に、面白い記事があった。

インターネット上に無料公開されている記事から、内容を抜粋すると、
「高校の始業時間を1時間遅らせたところ、生徒の睡眠時間が平均34分増え、成績が4.5%向上した」
「寝不足による生産性の低下によって、日本では毎年60万日分の労働日数が失われ、経済損失は15兆円にも上る」
なのだが、この記事の主旨とも言える。
加えて、同じ主旨の内容を深掘りしたものとして、文春オンラインにアップされていた記事が参考になった。

沖縄では、高校や高校のクラスによって0校時授業が実施されているが、
それは学力向上の要因と言えず、睡眠負債を生み出す要因と言えないだろうか。それは学生のみならず、教員にも言えることだ。
教員も睡眠負債が生じ、仕事をする上でのマインドや家庭や趣味の時間に影響が生じていないだろうか。
睡眠負債の改善をいったところで、時間管理(タイム・マネジメント)がなっていないから、0校時がなくなると学力が低下するのでは、という反論があるのかもしれないが、人は頭と心から成り立っていて、頭が回っていたとしても心を整える必要があり、心を整える手段の一つが睡眠なのだ。また学力向上の肝は反復学習と記憶力を考慮した生活スケジュールを過ごせるか、だ。それと最近は、EdTech(エドテック)の普及が加速していることから、EdTechを活用し、授業と学力向上方法に改善を図っていけばいいのだ。
このことから、睡眠負債の実態について、県教育庁が先頭に立って検証するべきなのでは、と考える。それから、企業でも実態調査をしてみてもいいし、その調査結果を銀行と連携させてもいい。睡眠負債が少ない社員が多ければ多いほど、融資時の金利が低くなる、手数料が安くなる、という仕組みがあってもいい。

また部活によっては、朝練が行われている部活もあるはずだ。
部活の顧問あるいは部員によって、朝練で効果的なトレーニングが行われると同時に睡眠負債が生じていなければいいのだが、実態はどうなのだろう。
もし実態が、効果的なトレーニングでなく睡眠負債が生じるようなものであれば、睡眠トレーニングを徹底して行ってみるのはどうだろうか?
睡眠負債が少なくなることで、日中活動時の集中力が増すと言われていることから、睡眠トレーニングを行うことには意義がある、と考える。

睡眠トレーニングを検討する上で、下記にある書籍が参考になる。

それこそ、高校生の夏休みに上記の書籍を手に取ってもらった上で、
睡眠トレーニングの全容を掴んでもらい、実践案を組み立ててもらい、
それを自ら実践し、その実践は果たして効果的だったのか、
という検証を盛り込んだ課題があってもいいと思うのだがどうだろう?

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