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ぼくのサンフレッチェ・ライフ

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関東に住む一人のサンフレッチェ広島を応援する者による観戦記。スタジアムでの出会い、出来事など独自な視点による世界。
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#サッカーを語ろう

横浜FC~首の皮一枚つながった引き分け

2023年7月16日 サンフレッチェ広島 vs 横浜FC エディオンスタジアム広島

 夏の日差しは容赦なく地表を照りつけ気温を上昇させていった。それがナイトゲームとしては早い時間だった故に高温の中での試合となるのだった。
 体調不良者により戦線離脱したメンバーもあらかた戻ってきてほぼ正規のメンバーが組めたもののワントップだけはいなかった。その為2年目の棚田が入ったものの本人にとっては思いがけない

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天皇杯栃木戦~覇気なく天皇杯敗退

2023年7月12日 天皇杯3回戦 栃木SC vs サンフレッチェ広島 カンセキスタジアムとちぎ

 言葉を失った。1点を追う中最後の最後まで応援していた人の誰もがそうだっただろう。終了間際、決定的となる2点目を献上してしまった。しかもそれは前掛かりの中、1本のクリアボールを繋がれてのものだった。その守備の脆さはまるでJ1の風格のない見窄らしいものだった。

 相手がJ2だからと言って油断した訳で

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鹿島戦~緊急事態での勝ち点1

2023年7月8日 サンフレッチェ広島 vs 鹿島アントラーズ エディオンスタジアム広島

 全体練習中止。

 その報が流れたのは前日のことだった。体調不良の選手が続出。それにより大きく入れ替わったメンバーだったが、最も心配なのはCBだった。急造の3バックには右から中野、松本大哉、志知が入る。圧倒的に攻められることが予想される中でこれは致命的でもあった。特にセンターを出場機会のない大哉が入るのは

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新潟戦~試合毎の劣化

2023年7月1日 アルビレックス新潟 vs サンフレッチェ広島 デンカビッグスワンスタジアム

 酷い。酷い、酷い。どうやったらここまで内容のないサッカーができるのだろう。新潟の寄せが速い?そうかもしれない。でもそこでボールを失うならどうしてこちらも速い寄せを出来ないのだろう。何だかスカスカのスペースに相手が自由に入り込みDFラインを割られてしまった。スルーパスに三戸が抜け出しシュート。決められ

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マリノス戦~入らないシュート

2023年6月24日 サンフレッチェ広島 vs 横浜Fマリノス エディオンスタジアム広島

 4バック。

 メンバーをガラッと替えた為にそんな噂が流れたものの、蓋を開けてみれば確かに4バックだった。それにより志知が志知が左サイドバックに入り山﨑がアンカー、両者初スタメンという起用になった。そして右ウィングに柴崎が入ったのはルヴァンカップでゴールを決めた論功によるのだろう。結果を出せば次も使う。ス

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ルヴァンカップ名古屋戦~ルヴァンカップ敗退

2023年6月18日 ルヴァンカップ予選リーグ 名古屋グランパス vs サンフレッチェ広島 名古屋スタジアム

 終わった。虚脱感しかなかった。だが半分予想はしていた。点が取れない。点が取れないだけならまだしも安い失点が多過ぎる。どうして我がチームの守備は人数が揃っててもこんなにスカスカなんだろう。それを痛感させられた試合だった。

 そもそもメンバー発表を観た時点で嫌な予感がした。ヴィエイラ、エ

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川崎戦~点を取れないサンフレッチェ

2023年6月11日 川崎フロンターレ vs サンフレッチェ広島 等々力陸上競技場

 霧のような小雨が舞い降りてくるのはもう梅雨の季節に入ったことを伺わせる。武蔵小杉駅からスタジアムへの順路は傘を差さなくてもいいような気がしながらもやはり時々落ちてくる大きな水滴が気になって折り畳み傘をバッグから取り出す羽目に陥ったのだった。
 なんとなく足が重い。そう思わせてしまうのはサンフレッチェが川崎に滅法

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天皇杯FC徳島戦~結果を出した選手達

2023年6月7日 天皇杯2回戦 サンフレッチェ広島 vs 徳島FC 福山通運ローズスタジアム

 天皇杯。それは核も厄介な大会である。4度も決勝の舞台に上がりながら優勝を逃してした大会。今年こそはという意気込みがありながらも出場機会のないメンバーを使いたくもある。が、2年前は5部のチームに大敗してしまったが故にそれをするにも怖さがある。そんな前提がありながらも発表されたスタメンはGK大迫、CB荒

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京都戦~茶島の2ゴール、川村のダメおし

2023年6月4日 サンフレッチェ広島 vs 京都サンガFC エディオンスタジアム広島

 チームカラーを紫とする同士の対戦。その為、ホームもアウェイも同系色を纏ったサポーターがいるのがどことなく紛らわしくもある。ただ当然のとこながらピッチの京都の選手は白のアウェイユニフォームを着ていた。

 その京都、スタメンを5人替えてきた。それに対してサンフレッチェは少ない変更だったものの、トップにヴィエイ

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浦和戦~敗戦への引き金

2023年5月31日 浦和レッドダイヤモンズ vs サンフレッチェ広島 埼玉スタジアム2002

 7連戦の4戦目。前節大幅にメンバーを入れ替えた上に勝てたというのは大きな収穫だった。ただ正念場はこの試合だった。浦和は1か月前ACLに優勝してクラブに大きな自信と箔をつけている。もしその決勝で浦和が負けたらサンフレッチェがACLの出場権を得ていた。過去に主力選手をごっそりと引き抜かれた経緯もあり何か

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湘南戦~数的有利の中での辛勝

2023年5月27日 サンフレッチェ広島 vs 湘南ベルマーレ エディオンスタジアム広島

 薄曇りの空は快晴になり、気温の高さは夏への装いを呈していた。それでいてスタンドの客入りの悪さはいいことなのか悪いことなのか。ただ、これから闘う選手たちへの後押しという面においてはマイナスの要素であることは間違いなかった。

 ほぼメンバーを変えない中での公式戦3連敗。それを受けてこの試合はガラッと替えてき

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ルヴァンカップ横浜FC戦~言い訳の効かない3連敗

2023年5月24日 横浜FC vs サンフレッチェ広島 ニッパツ三ツ沢球技場

 中3日の連戦、トップにドウグラスヴィエイラ、シャドーにエゼキエウというブラジル人コンビを連続で使ってきた。確かにジョーカーとして結果を出してきたコンビではあるがこの2人がスタメンになって2連敗。どことなく無理があるような気がした。特にヴィエイラに関してはこうしてスタメンが続くとパフォーマンスが落ち、その内怪我をする

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名古屋戦~同じパターンの負け

2023年5月20日 名古屋グランパス vs サンフレッチェ広島 豊田スタジアム

 ドウグラス・ヴィエイラ、エゼキエウのスタメン。両者にとってはやっと訪れたチャンス。途中出場で結果を出していたもののいつまでもサブという立ち位置にはもどかしさを感じていただろう。

 そんな2人の鬱憤を晴らすかのように試合を支配することができた。エゼキエウがドリブルで相手の網を抜けフィニッシャーとしてヴィエイラに出

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神戸戦~戦術破壊

2023年5月13日 ヴィッセル神戸 vs サンフレッチェ広島 ノエビアスタジアム神戸

 試合は川村のシュートで始まった。

 左サイドを抜けゴール前へ抜けた川村のシュートはGK前川に足で防がれてしまった。開始早々の決定機。それは幸先いいと捉えることができたが、後になってこれが決まっていればと悔やまれる結果となってしまった。シュートが決まらない。最後の制度がない。まさにそんなことを身に染みて感じ

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