今振り返っても、小学校受験に取り組んで良かったと思う。
昨日、まるで塾業界に牙をむく様な記事を書いた。
にも関わらず、今日のタイトル(笑)
でも本音なのだ。
結局公立に進学して、公立での生活を満喫?しているけど。
「小学校受験に取り組んで良かった」と心の底から思っている。
季節を楽しめるようになった
小学校受験には、「季節」に関する問題が沢山出てくる。
季節の花や行事は勿論、旬な果物や野菜まで出てきた。
恥ずかしながら私も分からないような問題も沢山出てきて凄く勉強になった。
花だって、ポピュラーな「朝顔」「ひまわり」「チューリップ」なんてものだけではない。
「ホウセンカ」「菊」「つばき」等、未就学児には全く馴染みがなさそうな花まで問題に出てくる(笑)
季節の図鑑を購入し、月初にどんな行事があるのか?等一緒に話していた。
この習慣のお陰で、軽視されがち?な「和の行事」も我が家では今でもキッチリやる。
恐らく我が家では、クリスマスよりも年越し・お正月の方が「一大イベント」と化している。
お受験という世界に足を踏み入れなければ、季節について子供と学ぶ事を意識せず何となく過ごしていただろう…と思う。
ペーパー以外の学び
小学校受験の入試はペーパーは勿論あるけど、他にも「運動」「絵画」「工作」「行動観察」中には「ダンス」等もある。
その為の「対策」はめちゃくちゃ大変だけど、家で子供と一緒に絵を描いてみたり、折り紙を折る…という事も、その世界に入るまであまりやった事がなかった。
親子で反復横跳び対決をしてみたり。
親子でシール貼り競争をしてみたり。
ドリブルの回数で競争してみたり。
「子供と一緒に取り組む」の引き出しが全くなかった私に色々な「課題」という名の「メニュー」を提示してくれた感じだった。
幼稚園の先生みたいに、絵や工作で季節の飾りを作ったりする日々はとても面白かった。
過ぎてしまった時間を埋めたかった
私は、長男が生後5ヵ月の時に仕事復帰をした。
その当時はまだ「出産前の自分」に寄せた働き方をしていたので、お迎えに行く時間も遅かったし、土日に仕事を入れる事も多々あった。
暗くなってから帰宅して、長男に「こどもチャレンジ」のDVDを見せながら夕飯を作って、大急ぎでお風呂へ…という日々。
唯一の親子時間は「絵本の読み聞かせ」だった。
休日も「子供をどこかへ連れて行く」以外の発想がなかった。
保育園は夏休みや冬休みもないので、季節の変わり目を感じる事もなかった。
次男が生まれ、コロナ禍になり、「24時間家族全員で過ごす」という日々を過ごした事がキッカケで「お家時間」を楽しむ方法を少しづつ覚えてきた。
コロナという未曾有の事態である事を除けば、私にとってあの時の「24時間ずっと家族と一緒に過ごす」という日々は「人生の中で一番楽しかった」と言っても過言ではない位の思い出だ。
その後、小学校受験に取り組む事を決めてからは当時の上司にも話をして働き方も大きく変わった。
夏期講習に行く為に「これでもか!」という位、有給も使った。
小学校受験塾は、授業をずっと見学しているので毎日が「授業参観」だった。
通っていた保育園は「保育参観」が年に1回だけだったので、「集団の中にいる我が子」を見る事ができて、とても楽しかった。
(アチャ~って感じの日も勿論あったけど💦)
夏期講習の教室付近に早く到着して、カフェでアイスを食べたり。
連続講習が終わった日には、塾のお友達親子とご飯を食べに行ったりした。
あの日々がなければ、私が子供に提供できる「親子時間」は今でも絵本の読み聞かせだけだったと思う。
とは言え、次男は途中で離脱したように小学校受験は並大抵のモノではないし負の一面が全くないとは思わない。
経済的に見ても「こどもチャレンジ」どころではないコストがかかった。
それでも、最高に楽しかった。
もしも子供が幼稚園通いで、夏休みとか冬休みがあって、親が参加する行事や子供との関わりが多ければ小学校受験がここまで面白いと感じる事もなかっただろう。
つまり。
私自身が「子供と一緒に過ごす時間が少ない事」を寂しく思っていたのだ。
子供と「何か」をしてみたかった。
小学校受験という「大義名分」のお陰で、濃密な時間を過ごす事ができた。
もしかしたら、中学受験の世界にも経験した人にしか分からない達成感や喜びがあるのかもしれない。
でも…
睡眠は譲れない(笑)
今日も有難うございました。
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