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盆踊りで「子供が成長すること」を実感した話。

「甚平?暑いしめんどくせー」

昨日、近所の公園で開催された盆踊りへ行ってきた。

盆踊りへ行く前に、甚平を着るか?と尋ねたら長男に即答で却下された。

次男も長男のマネをして「めんどくせー」の一言だった。

一方、会場に着いてみると長男と同い年の女子達はみんな可愛い浴衣姿で髪飾り、お面、中にはメイクまで施されてオシャレだった。

あぁ、なるほど。

私は心の中で「来年はもう行かないかもしれないな」と感じた。


小さい頃は何でも楽しかった


昨日は、保育園時代によく行っていた公園が会場だった。
会場には同じ保育園に通っていたお友達が沢山来ていて同窓会の様だった。

長男の盆踊りデビューは、2歳の頃。
その保育園のお友達と皆で一緒に行った。

男女問わず甚平を着て、集合写真を撮るだけで可愛かった。
「〇〇すくい」の類も楽しんでいた。
振り付けは分からないけど、皆盆踊りが始まると音に合わせて踊っていて可愛かった。

そして20時位になると皆眠くなったり、トイレに行きたくなったり…で
バーっと解散する。

子供は全てのモノが新鮮。
親にとっても初めて見る姿に可愛い!可愛い!って騒いで楽しんでいた。

そう、やっぱり小さいだけで可愛いのだ。

小学生になると男女の差を感じる


一方の小学生。
服装に関しては冒頭の通りで、実際に会場に着いてみると小学生以上の男子で甚平とか浴衣の子は殆どいない。

どうりで子供服売り場にも130以上の甚平が少ないワケだ。


そして肝心の盆踊り。

うちの地域は「町内会」のネットワークが濃いので、櫓の上で踊れるのは「練習会に欠かさず参加していた町内会の子」限定である。

因みに我が家の住むエリアは「町内会」が消滅したので、自分の町の盆踊りもないし、他の町内会の盆踊りに参加しても「ヨソモノ」なのだ(笑)

この日参加した盆踊りも、保育園のお友達のうち2人は「町内会の子供」なので櫓の上でかわいらしく踊っていた。

そして他の町内に住む女子達は「私も上に上がりたい」と残念そうだった。

でも、長男は見向きもしない。
長男に限らず、櫓の上に上がって踊っているのも女子ばっかりだ。

盆踊りに来ても、一切踊らない。
久しぶりに会った友達とキャーキャー騒いで、屋台で遊んで、1週間後にはゴミになりそうな光る玩具を買う位しかやる事がない。

来年は行かないかもしれない


長男の様子を見て、小3となる来年は行かないかもしれないなぁと思った。

よく見ると大きい男の子たちは「盆踊り」には見向きもせず、ジュース飲みながら固まってお喋りしたり、そのうち自転車で別の公園(何もやっていない)へ遊びに出かけたりする。


保育園のお友達ママ達はみんな飲む事が好きなので、こういう祭りの後はどこかの家に集まって「飲み会」をすることが定番になっている。

この日も、一人の子が「この後誰かの家に遊びに行きたい!」と楽しみにしてる様子だった。

そう、この盆踊りは集まる為の口実であってメインは二次会の「宴会」なのだ。

私は事前に長男に「誰かの家に遊びに行かないよ」と言い聞かせていたので、20時を過ぎて「そろそろ帰るよ」と言ったらアッサリ受け入れた。

飲まないし踊らない。
だから、屋台で遊んだり玩具を買う事に興味が無くなればきっともう来ないのだ。

逆にあと数年経てば、友達同士で勝手に約束して行くかもしれないけど。

そう考えると、長男と一緒に「親子で盆踊りに行く」のは今年が最後なのかもしれない。

盆踊りに行かなくても全然構わない。
だけど「俺、友達と行くわ!」と夜出ていくようになったら結構寂しいだろうな(笑)

そんな事を感じた、夏の始まりだった。

<あとがき>
去年はコロナ禍明けで全てのイベントが「数年ぶり」だったのでテンションが上がっていましたが、今年は何だか冷静になってきました(笑)
よく考えたら屋台のメニューが美味しいワケでもないし、翌日のペースが乱れるし、そんなに良い事ないんですよね。
「公園で朝ヨガ」とかやってくれれば良いのに。ニーズないか(笑)

今日も有難うございました。


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