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全ての世代が「何か」を感じられる絵本

今日は数ある絵本の中で、もし私が母親じゃなくても購入したであろう絵本をご紹介します。

にげてさがして/ヨシタケシンスケさん作

1.この絵本との出会い

長男と幼児教室へ行った帰り、駅構内の小さな書店で見かけ「新刊だ!」となんとなく手に取ってみたら衝撃を受けて、即お持ち帰りしました。

2.どんな絵本?

「世の中には色々な人がいるけれど、人は動く事ができて、気持ちの置き場所も物理的な場所も、動くがどうを自分で決める事ができる」 
と、自分で「選択」ができる事ができる事を伝えてくれます。

逃げる

そして世の中には必ず自分と一緒にゲラゲラ笑ってくれる人がいて、「相手も君の事を探してる、いつかすてきな人、すてきななにかと出会えますように」というメッセージで終わります。

3.未就学児に伝えた事


この絵本の中では、酷い人のことを
想像力を使うのが苦手な人」と表現されています。
まずそこに感動しました。

長男が「保育園でお友達に絵を下手くそって笑われた」等何が嫌な思いをした時等「それを言われたらどんな気持ちになるかが分からない想像力を使うのが苦手な人なんだね。その子の近くにいても、いなくても良いんだよ。あなたは自分で選べるよ」と、絵本の事を思い出すように伝えていました。

4.母が一番気づきを得たページ

「気持ちの置き場所だって動かすことができる」
という一文です。

今まで沢山の本や勉強会で同じような事を聞いてきましたが、こんな小さな絵本でサクッと読めるのに、大切な気付きが溢れてる事に感動すら覚えます。
しかも千円以下で購入できてしまうなんて!安すぎます。

これから子供が成長して、親の知らない友人関係ができて悩んだり、進路に迷ったり、そんな時に手に取って欲しい、子供2人にそれぞれ1冊づつ書いたい位大好きな絵本です。

もし子供がいなければ、ヨシタケシンスケさんの存在も知らなかったかもしれない。

絵本を手に取って読む事もなかったかもしれない。

そう思うと、本当に子供に感謝です。

あっという間に読めて、ジワジワと心にしみてくる絵本です。
是非一度読んでみて頂けたら嬉しいです。

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