カレンダー要りますか?
皆さんは、お家にカレンダーを飾る習慣はあるだろうか?
又は、会社のデスク上に卓上カレンダーを置いているだろうか?
私は、前職でも現職でも「営業職」として 12月になると取引先に「年末のご挨拶」と称してカレンダーを配り歩いていた。
そんな「カレンダー業者生活」十数年目にして、ふと思った。
「本当にこのカレンダー要るの?」
バーゲンセール状態
SEをしていた頃、現場には沢山の取引先から貰ったカレンダーが溢れかえっていた。
現場の管理職が受け取ったカレンダーの殆どは、大きな段ボールに投入されて、「ご自由にどうぞ」と看板が添えてあった。
筒状に丸まった壁掛けカレンダーに至っては、実際に採用されるのは2~3本で後は処分をされていた気がする。
私はその当時、カレンダーを無料でもらえる事よりも、一年間付き合う相棒を探す事が楽しみだったので一切貰った事がなかった。
丸善、ロフト、ハンズ…と、年末になると都内の大型店めぐりをして、カレンダーと手帳を選ぶ。
今思うと随分暇だな~と笑ってしまうけど、お気に入りを見つけるまで何時間もグルグル歩き回っていたと思う。
その現場を離れて営業へ異動した年から、私も下っ端として「捨てられるカレンダー」を上司と一緒に配り歩く事になった。
地味に面倒な年末業務
カレンダーの準備はとても大変だった。
大きな壁かけカレンダーを筒状にクルクル巻くのは全て手作業。
私は異動した年、ひたすらカレンダーをクルクル巻いていた。
「どうせ捨てられるのに」
と思わずにいられなかった(笑)
転職してからは筒状カレンダーではなく、見開きタイプになったので心から良かったと思う。
因みに、そのIT企業では当たり前の様に取引先に大量の年賀状を発送していたので、チェック業務も大変だった。
デザイン決め、住所チェック、役職チェック、宛名の印刷…。
特に手書きのコメントを入れるワケでもなく、DMみたいな年賀状を数百通発送する。
同様に新年は届いた年賀状を、宛名ごとに仕分けしていた。
どうせ、年初には「賀詞交歓会」とやらでお酒を持って顔を出すのに。
年賀状出す意味ないよね?
50対50
現職では、私の裁量?でカレンダーも年賀状も判断する事ができる。
秋頃にふと思った。
「本当にカレンダー要るのだろうか?」
かつての私の様に「カレンダーは自分で買いたい派」の人もいるかもしれない。
今の会社へ転職してから、周りが「年末はカレンダーを配るモノ」という慣例になっていたので従ってきたけれど。
とは言え、急に音沙汰もなく配るのを辞めたら失礼かもしれない。
そこで私は「カレンダー使いますか?」と聞いてみる事にした。
すると半数近くの人が「実は使っていない」「飾る場所がない」等の回答だった。
逆に欲しいという人は「最近、カレンダー貰えないから助かる」「柄が気に入っているので嬉しい」等、理由は様々だった。
「配りもの」がなくならない背景
でも、今回聞いて回ってみて微妙に感じる点もあった。
「年末のご挨拶」と称して訪問して、何も渡すものがないのは結構手持無沙汰なのだ。
お歳暮だってすっかり配送が当たり前…どころか送らない人の方が多いだろうけど、本来は訪問して渡す物らしい。
とは言え、仕事の取引先全員にお歳暮を渡すのはコストがかかりすぎる。
だからカレンダーを配ろう!みたいな発想になったのかな?
お正月が近づくとスーパーに「お年賀タオル」が出現するのも、年始のご挨拶用。
引っ越しの時にも「引っ越し蕎麦」とか、何かと「ご挨拶のお供」が用意されている。
こういうのって、海外にもある文化なのだろうか?
常識を疑い続けよう
勿論、ご挨拶をする相手は大切な人なので丁寧に接したいと思う。
一方で「ゴミになるモノ」を渡す事は逆に失礼だとも思う。
少なくとも私は、企業から貰う筒状のカレンダーを一切使った事がないし、嵩張って捨てづらいな~と負担に感じている。
来年からは「カレンダー要らない」という人には、別のご挨拶を1年かけて考案してみたいと思う。
ちなみに、年末と言えば「年賀状」
昨日郵便物について、大きなニュースがありましたね。
以前も書いたけど、本当に郵便物を取り巻く環境が劇的に変化してる。
もし郵便の利用者が一気に減って、郵便事業が衰退したとしても。
「新しい仕事」「必要とされる仕事」へシフトする時がきたという事だと思う。
私自身も、そういう覚悟を持って「社会の一員」でありたいと思う。
あれ?何の話?(笑)
という事で、今日も最後までお読み頂き有難うございました。
素敵な一日になりますように☆彡
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