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丸つけの人件費

昨日、ようこさんが書かれていたこちらの記事。

うん、うん、分かる!
恐らく多くの保護者さんが共感されたのではないだろうか?

我が家も長男(小1)の学校で週2回位計算プリントの宿題が出る。
答えの配布もないので暗算せねばならず、地味にシンドイ。
(子供が見てるというプレッシャーも感じる)


〇を数える苦行

長男が過去に通っていた、そして現在は次男が通っている幼児教室では年長クラスになると週50枚前後の宿題が出る。

こちらの丸付けは小学校以上に大変だ。

ウサギさんはリンゴを2つ持っていました。
そこへネコさんがやってきて、リンゴを3つくれました。
ウサギさんのリンゴ全部でいくつになりましたか?
その数だけ〇を書きましょう。

等という問題がテンコ盛りである。
数字で「5」と書かれていれば一発だけど、この問題の答えは「〇〇〇〇〇」なのだ。

しかも年長の夏位になると答えが40みたいな問題もある( ;∀;)!!
つまり〇が40個!

宿題は大体一冊12枚程度のプリントで構成されているので、一冊全ての回答と丸付けが終わった時には、表紙に思いっきり花丸を書く。

この時の爽快感が半端ない(笑)
ぐるんぐるん書く程ストレスが散っていくような気がする。

丸付けにかかる人件費

これ、正直苦手。
大げさだと思われるかもしれないけど、苦行。
できれば外注したい、とすら思ってしまう。

ようこさんの記事より

これを読んで思い出したのが、公文の体験に行った時の事。

長男が年長だった頃、公文の体験へ行った事がある。

正直、「自学自習」で月謝約8千円は高いような気がしていたが、夫が公文推しだったので体験に行く事にした。

体験中、私は出入口付近で教室の様子をジーっと眺めていた。
殆どの子供が黙々とプリントをこなしている。
終ると、丸付け専門と思われる女性の所(丸付け先生と呼ぶ)へ持っていく。
丸付け先生は、辞書のような「回答本」をパラパラめくって該当ページを探し出し、物凄い速さで丸付けをしていた。
そして全問正解だと綺麗な花丸を書く。

公文の教室では未就学児から中学生位までの子供がランダムにやってくる。
なので「回答本」も何冊もあり、そもそも本を探す所からスタートである。
体験した教室には丸付け先生が5人位いた。

開室時間は約5時間。
この先生達はずーっと丸付けをしているのだ。

その様子を見ながら「月謝の6割位はこの先生の人件費ではないか?」という気がした。


当時、並行してRISU算数を検討していた。
RISU算数はタブレット教材なので、丸付けは機会が自動で行い、取り組み状況のログから「苦手」と判断された単元についてフォロー動画が送られてくる。

今はそれくらい自動化できる世の中なのだ。
公文の方には申し訳ないが、丸付けに月謝を払うは時代と逆行している気がして公文を選ばなかった。

公文こそ、「丸付けを外注」するコストなのかもしれない。

RISU算数についてはこちら

因みに、いつの間にか長男は「小学5年生の問題」に突入していた。
プリントの管理も丸付けもタッチせず、ここまで学習が進むなんてやっぱり凄い時代だなと思う。

カリキュラムをアップデートせよ


再びようこさんの記事

でも、数字を漢数字で書くような、答えが1つしかない単純な問題って、もう人間がやる必要ないんじゃないだろうか?

ようこさんの記事

本当にそう思う。

私が好きな先生の中の一人である、正頭先生が何かのYouTube動画で
「大人になってから計算する時に筆算する人いませんよね?電卓すら使わないでしょう?」と話していてハッとした。

それこそRISU算数で必死にひっ算を頑張っていた長男。
下手したら「筆算」という単元すら今後なくなるかもしれない…という気がしてきた。

「計算問題の正確さとスピードが上がると受験に有利」
みたいな話がある。
でも、そもそもカリキュラムが変わったり、テストを受ける時に電卓OKになる日が来るかもしれない。

先の幼児教室の問題の様に、何を計算するのか?という概念は必要だと思う。

足し算なのか、引き算なのか、掛け算なのか。
割り算であれば、AからBを割るのか、BからAを割るのか。

勿論、全く暗算できないようでは困るけど、桁の多い計算なんて日常生活で暗算する事はほとんどない。
(暗算できたら便利だろうな~とは思うけど)

先生の仕事ってなんだ?

ようこさんの記事には、最後に「先生の得意分野」に関する考察が書かれていた。

私もそう思う(詳細はようこさんの記事を読んでみて下さい)。

幼児教室で、長男が絵画の個別授業を受けた時に先生の声掛けが上手で驚いた。

私なら絶対イライラしそうな場面で「うんいん、いいね。もう少しこうするともっと良いかも」みたいな感じで「褒めつつ指導する」のがとっても上手なのだ。

絵画はちょっと特殊な例だけど、自動化できる所はどんどん自動化して「先生にしかできないこと」に注力できるカリキュラムになると良いと思う。


だって、私の子供時代と今の子供のカリキュラムって殆ど変わらない。
(GIGA端末配布と英語の必修位しか差がない)

でも、よく考えてみてほしい。
私の小学生時代なんて「ワープロ」すら学校現場や自宅に殆ど普及していなかった。
調べものは図書館に行くしか術がなかった。
一家に一冊「家庭の医学」という広辞苑みたな本が置いてあった←カリキュラムに関係ないけど(笑)

そろそろ抜本的な見直しが必要ではないかと思う。

(あとがき)
子供の宿題やノートに、担任の先生からコメントが書いて記入されている事がある。
このコメントが短いながら気が利いている。
更には物凄く綺麗な字なのだ。

黒板の字を見ても、本当にいつも綺麗で先生のスキルってとんでもなく高いなと思う。
と同時に、1日中1人で子供を相手にして放課後にノートにコメント書いてると思うとクラクラする。絶対に私にはできない。
いつも有難うございます。

今日も有難うございました。
素敵な一日になりますように☆彡


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