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人は動かないものだ


工藤勇一校長のこちらの本を読みました。

改革のカリスマ直伝! 15歳からのリーダー養成講座 https://amzn.asia/d/17uL9DR

「リーダー養成講座」とありますが
人とコミュニケーションを取る時に役立つ事が沢山載っていました。

工藤校長は、麴町中学校時代に宿題・定期テスト等を廃止し話題になりました。
でも工藤校長の本来の目的はそれらを廃止する事ではなく、「最上位目標」に合っているか?という目で前例踏襲ではなく、今本当に必要な事を追求した結果です。

伝統校でこうした改革をする中には沢山の反発があったと思います。
その反発をどう乗り越えたか?等と聞かれた時に、いつも「対立が起きるのは当たり前、対話が大事だ」という話をされていました。

この本には「人は動かないものだ」という前提で、どうやって人を動かしていくのか?という事が丁寧に描かれています。

工藤校長についてご存じない方は、是非こちらのインタビュー記事も読んでいただければと思います。


現在特に「リーダー」的な役割がない私が、この本の中で一番自分が試してみたいと思った部分は「嫌いな人」に関するワークでした。

自分が「嫌いな人」を思い浮かべて、その人の何が嫌なのかを書き出して、グループ内でシェアするというモノ。

この時に、「誰1人気分を害さないように言葉を選んで発表する」というものです。

あっ、コレすごいな。

凄く難しいですよね。

でも、私がnoteを書く時に心がけている事の
一つでもあります。

世の中「あちらを立てれば、こちらが立たず」な事だらけ。

子育ての世界で言えば

「管理と自由」

の様に、正直どちらが正解と言えない分野が無限にある。

人に対する「好き」「嫌い」も、自分がその人にマイナス感情を持っていても、必ずしもそれが誰から見ても「マイナス」ではなかったりする。

全然リーダーの話から外れましたが、私はこの部分が1番胸に響きました。
嫌いな人に関するワークを誰かとやるのは難しいですが、1人で考えてみたいと思いました。

本の中には

・多数決に頼らない物事の決め方
・プレゼン
・情報のファクトチェック
・言葉の選び方

等、ビジネスにも活用できる内容が満載でした。

工藤校長の本を読むたびに、職場の管理職にもおススメしたい!!と心の底から思いますが、外資系企業の割には日本的な会社なので「前例踏襲」が好きだったりします( ;∀;)

ミーティングやら研修もすっかり「集合開催」に戻ってるしΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

本の最終章では「心を揺さぶる言葉の選び方」として、スピーチ・プレゼンに関するページがあり、そこに掲載されていたあるスピーチの全文がとても印象的でした。

人に何かを伝えたい。
人を巻き込んで何かを達成したい。

そんな人には是非読んで頂きたい一冊でした。

今日も最後までお読みいただき有難うございました。
素敵な一日になりますように☆彡


〈余談〉英語を頑張ろう!と少しだけ思った話。

著書の中の情報に関するページで「日本語で書かれたウェブサイトは全体の2.4%」という文を読んで、改めて英語を学び直ししなくては…という気持ちになりました。
正直な所、公私共に英語を必要とする場面が殆どなく、他に学びたい事が沢山あるので中々やる気が出ないのですが💦
もし英語の文章を難なく読めるようになったら、世界中の人とネット上で意見交換できたり、海外の教育や働き方について直接知る事ができて素敵かも?

2週続けてcongratulation!を頂きました。有難うございます。


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