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子供の「可愛い言い間違い」を、いつまでも覚えていたい。

「ここ、銀杏がいっぱい落ちてるから嫌なんだよな~」

保育園からの帰り道に、銀杏並木がある。
この時期になると、道には沢山の銀杏が落ちている。

潰れた銀杏は、匂う。

次男はこの銀杏の香りを嫌がり、最近毎日「踏んでるよ!」とか「ここ通らない方が良いよ」とか言う。

そこで違和感。

「ズッキンって言うのやめたの?」


もう言わないらしい


去年は、銀杏の事を「ズッキン」と呼んでいた。

密かに「可愛いな~」と思っていたのに、今年は「ぎんなん」と普通に呼んでいる。

思わず「ズッキンって言うのやめたの?」と聞いてみたら「え?何言ってんの?最初から銀杏って呼んでるよ~」とちょっと含み笑いをしながら答えてきた。

どうやら「ズッキン」と呼んでいた事を覚えてはいるみたいだ。

保育園の先生に聞いても、他に「ズッキン」と呼んでいた人はいないみたいだし、何故「ズッキン」っだったのか結局分からない。

でも、もう聞けないと思うと寂しい(笑)

音と文字の一致は難しい


そんな次男。

年長になった頃から平仮名・カタカナの読み書きができるようになってきた。
最近は保育園で書いた絵にも、「セリフ」が沢山書かれている。


ある日は「森」の絵が描いてあった。
木や動物、そしてキノコがいくつも描かれていた。

キノコの横には「ごく」と書かれていた。
ごく????

どうやら「毒」らしい(笑)


別の日は、「海」の絵。
海辺にドアがあり、横に「どとれもどあ」と書いてあった。

どとれもどあ・・・?

どうやら「どこでもドア」らしい(笑)


7月にヨンデミー!を始めてから、毎日絵本を「音読」している。

平仮名もカタカナもほぼ読めるようになり「音」と「文字」が一致しているように見えるのに、イザ書いてみると「あれ?」という事が多々ある。

どうやら「読む」だけでは足りないようだ。

全てが可愛い

もうすぐ1年生。
そう思うと「文字」と「音」が一致していた方が良い。
平仮名・カタカナの読み書きができた方が良い。

だけど、「ズッキン」の様な意味不明な言い方をしたり。
「ごく」「どとれもどあ」の様な、言い間違いをしている方が可愛い。


小さい子の可愛さって「見た目」だけじゃない。

言い間違いも、発想も可愛い。



早く成長して欲しい。
早く〇〇ができるようになってほしい。

そう思っていた筈なのに。

いざ、成長すると寂しい。

保育園の送迎時に「ズッキン」って言ってる姿、自転車を漕ぎながら聞いていたから動画なんて撮ってない。

こうして記事を書いていなければ、私も「ズッキン」と呼んでいた事なんて忘れていくかもしれない。

七五三とか、卒園・入学だけではなく。
こうした「日常の可愛い姿」を大切に残そう。

と、ズッキンを見ながら改めて思った。

<あとがき>
最近、公園にも銀杏が大量に落ちていてレジャーシートを敷くのをためらいます(笑)

今日も有難うございました。

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