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美しいカモメと遊べる町を応援したい。

「見て見て!横に出していたら食べたよ!!」

子供がカッパえびせん片手に大興奮している。

良かった良かった。

ちょっと外した観光地で私は大満足していた。


熱海の盛り上がりを改めて感じる


花火大会の為に熱海へ宿泊してきた。

翌日は何をするのか?
子供達はウォーターパークへ行きたがっていたけど、大人で水着を持参しているのが70代の父だけだったので却下になった。←逆に何故持ってきてた?(笑)

・暑すぎず
・着替え不要
・観光っぽいもの

という条件で熱海の観光船に乗る事になった。


ところが、ビーチ周辺の駐車場が全て満車で結局熱海で遊ぶ事ができなかった。

流石、花火大会の翌日。
更には土曜日という事もあり、午前中の段階で既に東京方面から熱海へ来る車線もかなり混雑していた。

「熱海ってスゴイ」

伊豆方面へ行くと毎回感じることだけど、やっぱり熱海って凄い人気の観光地なのだ。

駅周辺も人がぎっちりいるし。
海の近くらしく「干物」が売ってるお店もあれば、都心の様なオシャレなスイーツのお店やカフェも沢山ある。

仕方がなく私達は熱海から離れる事になった。

熱海と小田原に囲まれて


目的地を見失った私達は「船に乗れる場所」として父が提案した真鶴半島へ行く事になった。

真鶴。
それってどこ?

この地図の左側の方にちょこっと突出してる町。
ここが真鶴町。

熱海は静岡県なので地名が入っていないけど、湯河原町の隣になる。

熱海~湯河原~真鶴と車で走ると歴然とした差を感じる。

熱海は大賑わいなのに、湯河原・真鶴のビーチ付近には人がポツポツとしかいない。
地元の人の海…という感じなのだ。

そしてガイドブックにも殆ど登場しない

熱海・箱根・小田原という有名どころに囲まれたひっそりとした街。
私も実家に住んでいた頃は比較的近くだった割には、一度も訪れた事がなかった。

船の乗り場へ到着すると、発券所にお姉さん1人。
周りには地元の人と思われる人がのんびり煙草を吸ってるだけで「賑わい」と言うよりはとても静かな時間が流れていた。

カモメが美しい


船が出発してから5分程すると、カモメが沢山いるエリアに着いた。

発券所で購入した「かっぱえびせん」を子供達が投げてみると、海の上に浮かび、カモメがしっかりと食べていた。

「おぉ!海に浮かんでいるヤツも食べれるんだね!!」と全員大興奮。

カモメって美しい。

すると船のスタッフの方が、「指に持った餌を直接カモメに食べてもらう」という技?を見せて下さった。

ここでも全員が大興奮で、皆で真似して構えてみた。
すると、大成功。

動画を一時停止した写真

食べてもらえた時の盛り上がりは凄いものがあった。

正直、子供達は花火よりも遥かにこちらの遊びの方が楽しそうだった。


水族館や動物園での「餌やり体験 100円」よりも。
船から天然?のカモメに餌をあげる方が、親としても見ていて楽しかった。

何よりも、この船。
25人定員なのに私達グループと、他に1人の男性しかお客さんがおらず「ほぼ貸切」だった。

お昼時という事もあるが、土曜日である。
更にはこの日、真鶴では大きなお祭りも開催されていた。

それにも関わらず、こんなに空いているなんて。
正直とても勿体ない。

余計なお世話だけど、船に乗ってキャーキャー言いながらも
「この船、平日にお客さんいるんだろうか?」と心配してしまった。


観光地に挟まれてひっそりと存在する町。

神奈川県なので「首都圏」と呼ばれるエリアだけど。
財政状況等を見ると、地方都市の様だ。

穴場の観光地。

カモメが美しい事を教えてくれた町。

是非頑張って欲しいと思う。

<あとがき>
かっぱえびせんを購入てから乗船するまでの30分間で子供達は一袋もぐもぐと食べ切ってしまいました(笑)
船に乗ってからも、カモメにあげつつ自分もモグモグする子供達。
まさに「カモメと友達になれる」そんな風景でした。

今日も有難うございました。

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なんでもやってみる母
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