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種を超えた友情はあるのか〜映画「War Horse (戦火の馬)」

4年生の娘が、映画「War Horse (戦火の馬)」を見たいと言い出した。学校の英語の授業で、イギリス人作家マイケル・モーパーゴの児童文学「War Horse (戦火の馬)」を習っていて、とても見たくなったらしい。イースター休暇の初日、早速Amazonプライム・ビデオで見た。

顔にはダイヤモンド、足にはお揃いの白い靴下

イギリスの田舎で、主人公のアルバートは馬のジョーイを大切に大切に育てていた。そんなある日、馬のジョーイは、イギリス軍に買い取られ、軍の馬として第一次世界大戦中のフランスに遠征することになる。悲しすぎる突然の別れ、アルバートとジョーイの運命はどうなってしまうのか、ハラハラしながら娘と見た。

馬のジョーイは栗毛のサラブレッド。すきの工具をつけて、荒れた土地を耕し、アルバートと共に見事に農地を作った。体力と筋力はあるようだ。顔には白いダイヤモンドの模様と足もとはお揃いの白い靴下をはいているように白い。この容姿の特徴が、後のストーリーに、とても活きてくる。

スティーヴン・スピルバーグ監督作品だった

娘に言われて、何の前情報もなく見たら、スティーヴン・スピルバーグ監督の作品だった。そう言われてみれば、戦争の表現が臨場感あふれるし、登場人物の人物描写も繊細だった。自然の美しさ、馬の美しさにも圧倒された。

娘も私も心打つストーリーに泣いてしまった。娘はまた見たいと言っている。ちょっと、戦争の怖いシーンがあったので、その時は、娘の目を隠してしてしのいだ。小さすぎる子どもにはまだ早いかもしれない。

9歳の娘が書いた詩

戦争の悲惨さの中の一縷の希望。種を超えた馬と人間の友情に感動した娘が、詩を書いた。

War was over and the two friends were back
Around the corner was almost home
Riding through the lime green grass made memories of war as there was no grass
Hiking with Joey to make more memories 
Old friends meet again
Riding with a ploughing machine on his back
Seeing what they have accomplished his parents were proud
Every thing was happy and perfect again
(War horse book acrostics poem by 9 years old)
戦争が終わって友だち二人が帰ってきた
角を曲がれば我が家はもうすぐ
馬に乗ってライムグリーンの草原を駆けると、草のない戦地を思い出す
ジョーイとハイキングしてもっと思い出を作ろう
旧友とまた会えた
すきの器具を背負って荒地を耕す
出来栄えに家族が喜んでくれた
全てが再び幸せで完璧になった
(War Horseという言葉を使ったアクロスティック詩 by 9歳)


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