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普通の体育教師の僕がJリーグクラブをつくってしまった話(カターレ富山)を読んで伝えたくなったこと

地元にJクラブを作る!

そんな夢面白そうだしワクワクするけど、現実考えると、実際は無理だよねー で終わるところを半端じゃない情熱と行動力と執念でゼロから実現しちゃった人がいた。という話。

POINT(キーフレーズ)

■東京型の成功を求めない

発展の形は一つじゃない  

地方こそ夢を持って行動しよう

ここではあくまで自分の読んだ感想なので、いろんなご意見ご感想があるかと思いますがご了承ください。読んでてとても読みやすく、ストーリー的にも面白かったです。これが20数年前から現在まで続く物語なのかと素直に驚きと尊敬を覚えました。

だって自分もフットボールが大好きで何かしら関係を持ちたいと思うけど、自分が発起人でJクラブ作ったれ!とは、、、勇気出ないわ。

けどこれ読んだら、そういう既成概念とか吹っ飛ぶし、自分も考え方ひとつでなにかできるんじゃいか?と思っちゃう。それぐらい元気でる本です。

■この本に出てくる時代・環境・人物

時代 Jリーグ誕生前夜 プロリーグできるらしいぞと噂されてるぐらい

環境 富山県  この地域性が特徴的、超保守、変化を求めない、先頭きって変革を起こさない。むしろ現状維持大好き。

人物 佐伯先生 高校の体育教師 ただ思いを貫く行動力と情熱が凄い。何とかしてビジョンを達成できないか考え、状況に応じて臨機応変に対応する。

■物語

佐伯先生は大手の就職も内定もらってたのに、地元にJクラブを作るために帰郷するという決断を大卒でする。

きっとご本人のポリシーが著書の中にある

『歩く道を自分で選べない生き方ほどつまらないものはない』ということだからだと思った。

きっとこの言葉って年齢関係なく刺さる人には刺さる言葉だと強く感じました。

けど、当然うまくはいかないんですよね。そんな当時想像することも難しいプロジェクトですし、大卒の若者が企画書一枚で企業訪ねてスポンサーになってください言っても、普通にスルーか、よくわかんないなという反応だったそうです。 うん。そらそうだよなと思いました、読んでて。

そんな、どこからも協賛もらえないのに、毎日心折れずに突っ走って奔走しまくって、町のキーマンや職場の支えもありながら、なんと皆さんも聞いたことあるんじゃないかという大きな企業の協力してもらえるんです!

ここまでですでに半端ない行動力。。

だけど!!ここで出てくる!大きな分厚い壁が、

超保守 超強固な現状維持バイアスの地域のサッカー協会

ここから頼めど頼めど認められないゾーン入ります。相当粘ってみたらしいです。 あれだけ頑張って手に入れたチャンスだからそりゃ簡単には引き下がれない。読んでたら、おい!なんでこんなチャンスなのに頑なに協会は認めないんだよ!と少し腹立っちゃいました私は。すいません。

が、、結果は大きな挫折を経験してしまいます。

むしろここから先が自分的には学びが多かったところでした。少しまとめると

■ここからどう立ち直ち、リスタートするかという部分が描かれます。

■教職員としての部分や生活、働きかた、考え方なども随所に書かれています。【個人的にはここが特に興味深く、読んでよかったと思えた部分】

■東京型の成功を求めてはいけないというビジネス的な要素も


自分が学んだ事を具体的に

□リスタートする精神的切り替え、思考の転換力

・まず自分がなぜそのビジョンに向かいたいのかを明確にすること。信念だ      ったり何の為?とくに自分だけではない何かの為という考え方の持つパワーの大きさ

・納得いかないことがあっても、冷静に振り返り、足りなかった部分を分析、今後の対策に活かすという修正力。これはだれしも聞いたことあっても実践するのは相当難しいと思う。だって怒りや、悔しさ、理不尽を一旦置いといて客観的に全体を見ないとできないことだから。

□人間関係、理念、行動指針の作り方のようなもの

・自分のストロングポイントを認識して、それを周囲の人たちにも還元できるように生かしていくという考え方や行動

・それによって自己満足や独善的な人間になることなくコミュニケーション能力向上、周りにも認められ自身の生活にも好影響が及ぶということ。(著者の場合は有給休暇が取りやすく、自分の夢に向けての活動がしやすくなったそうです)

ただし、著者も周囲に自分の特色をわかってもらうまでには、2年~3年かかったと言ってるので、継続することは必ず必要です。

地方にこそチャンスがあり夢がある

・一般的な金持ちになって、有名になって、きらびやかな世界~ていう東京型成功体験を追い求めることがゴールじゃないということ。

・地域の人たちが幸せになり(社会貢献)自分も満たされる形のビジネスモデル、コミュニティーの創造。ここは読んでたら地方こそ可能性があふれてるんじゃないかと思えてくる。

詳しいところは読んでもらえると楽しみながら学びも得られると思います。

現在はさらに新たな夢に向かって進んでいるとのことで全然ゴールするつもりはなさそうなのにびっくりします!どこまでも向上心と挑戦する意欲に満ちた人物です

最後まで読んでいただきありがとうございました。まだまだ伝えきれてないところは多々ありますし、つたない文章で申し訳ありません。
ですが、この本に元気にしてもらえる人や明るい気持ちになれる人がいると感じてます!
ぜひ読んでみてほしいです!

最後に、本書の中で一番残った言葉を、

『人は悩み、もがくところから解を導く』


ありがとうございました。




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