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家族で初のテント泊山行。

おはようございます。今朝は一段と寒くなりいよいよ秋ですね。
昨日、2泊3日の旅から帰ってきました。
今回は家族で初めてのテント泊の旅でした。
行き先は八ヶ岳の編笠山から青年小屋。青年小屋のテント場で寝て観音平に下るというコース。1日目も2日目も息子のペースに合わせたコースタイムは、大体4時間でした。編笠山は登りは地味にキツいんです。僕は昨年登ったのですがすっかり忘れてました。山頂付近は大きな岩がゴロゴロしていて、息子にとってはかなりハードな山行でした。帰宅してからは息子よりも、明香が筋肉痛に悲鳴をあげています。二人とも本当によく頑張った!

観音平駐車場からグングン登っていきます

僕はこの日、テント2個、マット3枚、寝袋2個、着替え、などなど背負いました。久々にずっしりとくるこの感じ。それでも、一個一個の道具が比較的に軽いのでベースウェイトは8キロくらい、水と行動食で大体10キロちょいなので楽でした。2日目はパッキングの仕方が悪かったのか、やけに肩に食い込みがちでプチイライラ。腰荷重が久々なのでフィット感が良くわからないままに下山。こういう課題が残ると、また40リットルにパンパンに詰めてどうやって快適に背負い、歩くことが出来るのか、試したくなりますよね。

息子も自分の着替えを背負って歩きました

家の中は暖かくて布団もあって台所もあって、なのにどうしてわざわざ山に登って、山の中でペラペラなテントの中で寝るの?って聞かれると、それは山の中で寝た事がある人にしかわからないと思うのですが、なんとも言えない多幸感がそこに在るのです。資本主義が渦巻く、物と欲にまみれた人間社会から離れて、圧倒される自然の中に身を置く事でしか、感じる事が出来ない何かが在るのです。

編笠山山頂にてお昼ごはん、おにぎりと味噌汁

息子は6歳ですが、6歳で八ヶ岳でテント泊を出来た事は彼にとって、ものすごく大きな体験だし自信になると思います。この日は平日ということもあり登山者は少ない方でしたが、すれ違う方々は皆「すごいな〜!何歳?頑張ってね!」と声をかけてくれます。そういう自然なコミュニケーションが失われつつある現代においても、息子にとって貴重な体験です。初日にスタートがほぼ同じだったご夫婦と、青年小屋で会った時にも「よく頑張って登ってきたね!すごいね!」って。下山したタイミングも同じで、「強いね〜!よく頑張ったね!」と、何度も褒めてもらえました。しかも、ゼリーまで頂きました。息子は、僕よりも冷静に物事を見つめたり、考えたりするからこの山行でまた成長したと思います。
こればっかりは、建物の中で机の上で勉強しても得られない。
人間という生き物として大切な事、山の中に入り謙虚さを学ぶ事。
これからも色々な山へ一緒に行きたいと思います。
僕はあさの死を通して、息子と過ごせる時間も実の所は「一瞬」なんだと強く思いました。だから、子供から大人へと成長していく過程を側で見守りたいし、一緒に感動したり、体験していきたいです。

夜ご飯

青年小屋に着きテントを張り、一息ついて早めの夜ご飯。
僕と明香はビール、息子はCCレモンで乾杯。
いっぱい歩いてクタクタだからこそ、美味しい!これは大事!
森喫茶のフランスパンとビーフシチューに赤ワイン。息子は赤いきつねを食べてすぐ寝た。予想はしていたものの、さすがに標高2000超えると夜はグンと冷え込みますね。子供用のジャストフィットの寝袋って無いから、大人用の寝袋を持っていったけど、どうしても隙間が出来てそこに冷気が入り込むから息子は何度か起きたみたい。それでも翌日の歩きっぷりを見ると、結構寝れたんだなって。
18時には皆就寝したけど、20時過ぎに目が覚めてふと空を見上げると、これでもか!って星の数々に圧倒され、「こんなに星が出てるのにテントの中で寝るのは勿体ない!」って事で、マットを外に敷き、寝袋の上にビビィを重ねて星空の下で眠りました。途中肩から入り込む冷気で少し起きたけど、パッと目を開けると信じられないくらいの星の数と、神秘的って言葉が陳腐に聞こえるくらいに、ただただ見惚れて圧倒される世界が広がっていました。
これだから、テントの外で寝るのはやめられません。


日の出を待つ二人

ダウンを着込み日の出を待つ時間。他にも何人かの登山者が同じように太陽を待っていました。この姿も太古の人間には当たり前だったかも知れません、当たり前の様に太陽が昇るのがものすごく奇跡なんだって実感します。夜半に身体が冷えたから、余計に太陽が待ち遠しい、山の中は暗いから太陽の光が本当にありがたい。
こういうシンプルな気持ちで、太陽礼拝や太陽信仰があるんだなって。人間と太陽との繋がりはなんとも長い付き合いです。太陽に感謝します。

日の出と富士山、日本ならではの景色
朝は林檎とパンとコーヒーとスープなどなど


POWBAR

POWBARを食べながら歩き始める。以前、朝食をあまり摂らなかった時にどうも調子が上がらなくてへばった事があって、それ以来朝食、特に歩き出しにはしっかりと食べるようにしています。POWBARはビタミン、ミネラルも摂れるし何より美味しい!朝イチに海に入る前にも良いですね。

下山時の一枚

翌日も好天気に恵まれて、無事に下山出来ました。息子は下になるとスピードが出て、気持ちも焦るのか何度か尻もちをつきました。「ゆっくり、ゆっくりでいいから、怪我なく無事に下山しよう」と息子にも、自分にも言い聞かせます。
明香は、下山まであと少しという辺りで「ザックを放り投げたい!」と思ったそうです(笑)
下山してからは、ひまわり市場へ栗を仕入れに行き、双葉まで下って温泉へ。
そしてこの間と同じ道の駅 とよとみにて車中泊をしました。

2段ベッドVANLIFE 次回は東北へ

明香はこの時点で疲れがピークのためダウン。僕と息子で、歩いて行けるラーメン屋めん丸にて夜ご飯。道の駅からすぐだから、生ビールも呑める!最高でしょ。
山から降りて、温泉入って、生ビール。三拍子揃いました。

残っていたフランスパンにチーズを挟む

今回の旅で何よりも活躍したのが、フランスパンでした。自分で大切に育てた酵母で焼いているので、3日間常温で置いてあっても美味しく食べれました。フライパンで焼いて温め直すともっと美味しいんだけど、フライパンを忘れてしまって…。
でも、そのままでも十分美味しかったです。山の旅、車中泊の旅にはフランスパンは必須です。チーズを挟んだり、湯煎して温めたスープに浸けて食べたり。
他にも、イングリッシュマフィンもオススメです。甘いパンも少し持っていきました、おやつにコーヒーと食べるのに最高でした。声を大にして言いたいのは、旅のお供にはぜひパンを!生きた酵母で焼かれたパンはそもそも発酵食なので、腐りにくいし、すぐに食べれるし、良い事づくし。昔の人のパンに対する知恵の深さに頭が下がります。

これからの季節は紅葉の山行ですね。森喫茶のパンは地方発送も出来ます。
届いてから冷凍保存すれば約1ヶ月は大丈夫です。山行や旅の前日に自然解凍してそのままジップロックに入れて持っていけば良いだけです。
ぜひぜひ、僕の焼いたパン達を山に連れていって下さい。
地方発送についてはこちらを参考にして下さい。

栗の渋皮煮タルト

今週は、土日月と営業します。今日は仕入れてきた栗を剥いて煮ます。
三連休は栗のスイーツを予定しています。


デッキ席スペース

「あさへの手紙」という日記を書いて以来、犬や猫や鳥達と暮らしているお客さんが沢山来てくれるようになりました。あさが繋げてくれたご縁だと感じます。
そこでデッキ席を新調しました。秋はデッキ席シーズンです。暑くてどこにも行けなかった愛犬家も多いのではないのでしょうか。ぜひゆっくりとお茶しにいらして下さい。

昨年の今頃

あさもきっと喜ぶと思います。