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朝と山。

 こんにちは。皆さんお元気ですか?森家は元気です!
今日は久しぶりに腰を据えて書いてみたいと思ってます。

 僕は朝を迎える瞬間が好きです。
どこからが朝を迎える瞬間なのか?というと曖昧なのですが、仕事の日に朝の暗いうちにお店に行き、まずは薪ストーブを焚き室内を温めてからパンの生地作りを始めます。
 手は冷えて悴んでるので、お湯を沸かしてボウルにタオルを浸し絞ります。それで手が動く様になるのでパン生地を捏ねる時も力が入ります。
 そうこうしてるうちに、窓の外が明るくなってきます。この明るくなってくる瞬間が、僕にとっては朝を迎える時の基準となります。
 この陽が昇って空の色が刻々と変わっていく時間を、何も考えずにボーッと眺めて楽しみたいなって、いつも思います。でも、パンを焼く作業はノンストップなので仕事に集中。ちょっと洗い物をしながら日の出をチラ見、そしてパンを触る。
 そんな風にして僕は朝を迎えます。

 昨年の11月から新しい家族となった元保護犬の名前は ”あさ” です。
 朝=あさ には希望が溢れています。
 僕がこれまでパンを焼き、お店を続けてこられたのも、あたりまえのことだけど、毎朝太陽が昇るからです。

 昔の人は深夜2時〜4時は丑三つ時と言いました。この時間帯は、僕達人間の常識を超えた時間が流れていると思います。だから寝て過ごすのが良いですよね。
 少し不気味というか、昼間とは時間の密度が異なる時間帯。その時間帯を超えてから、太陽は昇ります。
 漆黒の闇の時間を少しずつ太陽の光が射してきます。心も身体も無条件にホッとします。こういった太古から続く地球のリズムに沿って生きることで、例えばオミクロンが蔓延してきた中でも、必ず光が射すって確信出来ます。
 理屈ではなく感覚として。

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 こちらは夕暮れ。そんな太陽が夕日となり夜を迎えます。僕は最近、夕日が反射する睦沢の里山の景色が大好きです。ほのかに赤く染まります。いつか写真を撮りますね。仕事の日は、16時くらいに大きな窓からその景色が見れます。日によって一瞬だったり、曇っていて見れなかったり。その時間もゆっくりと過ごしたいけれど、仕込みや片付け、またはコーヒーを淹れていたりします。

 こうやって文章を書いていると、僕の仕事は太陽と共に働いてる気がしてきました。常にポジティブなエネルギーを与えてくれます。

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 ポジティヴなエネルギーって!? 僕達人間は基本的に視覚で何かを認識して、脳で処理して情報として捉えていますよね。スマホが普及してから、スマホの中の情報が全てというか、そこにリアリティーを求めたり、がんじがらめになったりするパターンが増えたと思います。
 そういうジレンマに陥った時にこそ、焚き火をオススメします。っていうか、今のキャンプブームも、無意識に日常の情報合戦から離脱したいという気持ちの表れなんじゃないかな。
 コツはとにかく何も考えずにただただ火を見つめる。できれば一人で。そうしているうちに、火と会話している様な感覚になります。人間っていう生き物は、昔は、自然界とバッチリとコミュニケーションがとれてたんじゃないかな。だって、それ以外に余計な情報って無いですから。話は逸れたけど、火と会話していると、日常の悩みとかモヤモヤしていることが、気づけばスーッと解消されてるんです。
「なーんだ、あんなたいしたことないことで悩んでたのか?」とか、メラメラと燃え盛る炎を見つめていると、「よおし!俺もやったるでー!」まさにハートに火がつくのであります。こればっかりは、スマホを眺めていると得られない、リアルでパワフルな情報なのです!

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 最近読んで感動した本。この二冊はこれから何回も読むことになるでしょう。
それくらい素晴らしい本でした。
 小屋番三六五日は、山小屋で暮らす方達のエッセイといいますか、営んでいる山小屋について、またはその山域について、歴史について、などなど、皆さんの文章が本当に生き生きとしていてグッとくるものがあります。
 僕はこの本を読んで、お店をやるって言うのは場所とかモノとか関係なく、何よりも心構えが一番大事なんだって教わりました。
 山小屋っていうのは、山の中でお店をやってると思うと本当に大変だな、とつくづく思い知らされました。何気なく立ち寄る、どの小屋にも裏側にはとんでもない苦労がある。でもそれを表に出さずに、何事もなかった風に迎えてくれる。これからはもっと深く感謝して訪れたいと思います。

 山と山小屋は、小林さんと野川さんが山小屋を取材し、写真と文章で綴られている一冊です。
 僕は、このお二人が携わっている”ホシガラス山岳会”シリーズも揃えて本棚にあります。今までの山関係の本のイメージってどこか、体育会系だったり、初心者には入りにくい感じがありました。でも、ホシガラス山岳会シリーズはアプローチが新鮮でハッとしました。そして、シリーズを揃えて行くたびに「あ〜山に行きて〜!」となるから不思議です。そして、この山と山小屋も手に取ってページを捲るたびに、「あ〜山に行きて〜!この山小屋でご飯を食べて〜!」となります。僕も訪れたことがある山小屋がいくつか紹介されていて、なんだか嬉しくなるし、当時の山行が懐かしくなります。
 山小屋の独特な空間に溶け込むかの様な写真にもなんだかワクワクとしてきます。なんなんでしょうね?あの山小屋の独特な時間の流れ方、空間。ひょっとして冒頭に書いた、人間が自然界とバッチリコミュニケーションがとれてたっていう、その名残が山小屋には散りばめられてるからかな。
 山の中でも人間は暮らしていけるんだっていう、そのタフさ、素朴さ、スマホの電波が届かないどこか解放された感、夜の闇の怖さ、朝の光の尊さ、鹿の鳴き声、沢の流れる音、僕は山に入ると”調和”という言葉がしっくりときます。

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最後に少しお店からのお知らせです。鎌倉のカフェ・ヴィヴモンディモンシュからコーヒー豆を入荷しました。仕事の日も休みの日も、僕達の朝は堀内さん焙煎のコーヒーで始まります。逆に言うとこれがなきゃ始まらない。それくらい僕達の暮らし、そして森喫茶には欠かせない存在です。

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 苺のタルトです。先週は沢山ご注文いただき嬉しかったです。
 ありがとうございます。生地に全粒粉を配合しているのでサクサクです。
今週もやります!

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 チョコロールです。バナナと一緒にどうぞ!
 ココア生地にコクのあるチョコクリームを巻きました。仕上げに外側もチョコクリームでデコレーション。疲れた身体に染み渡りますよ〜。
 ぜひ深煎りのマンデリンとご一緒に。

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 今年からお店に来てくれたお客さんに楽しんでもらえる様に、店内メニューを充実させていきたいです。先週からフード、デザート共に少しずつ増やしました。
写真はシナモントーストです。自家製食パンにシナモンペーストで焼きます。熱々の上にこれまた自家製バニラアイスをコロンとのせて仕上げに生クリームを少し。
食べるのが楽しいメニューです。今週もやります。これはレギュラーメニューにしようと思っています。

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 あさもすくすくのびのびと育ってます。側にいるだけで幸せです。エル、サン、チャイ(猫達)ともだいぶと慣れてきました。チャイと仲良しで、いつも走り回ったり、ボクシングしたりしてます。

 オミクロン感染者がどれだけ増えていくのか分かりませんが、森喫茶では換気、アルコール消毒、マスクの着用といった、基本的な感染対策をまた気を引き締めて行っていきたいと思います。ご協力よろしくお願いします。
 千葉県にもまん延防止重点借地が適用されるようですが、緊急事態宣言が出るまでは、いつもどおりにお店を営業します。

 最近、パンの発送セットについてもよく聞かれます。発送をご希望の方は、お電話はインスタグラムのメッセージにご連絡下さい。
 パンを食べてくれた人が少しでも元気になってもらえたら、とパンを焼いています。

 程よい散歩、庭仕事、薪作り、バランスの取れた食事、ゆっくりと湯船に浸かって身体を暖め、十分な睡眠時間を。それを心がけて体調をキープしてオミクロンにに気をつけていきたいですね。