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禁煙に成功?した私から、ススメでもないまとめ【禁煙・行動変化・変わりたい気持ち・心理】

どうも。こんこーん。

臨床心理士・公認心理師として、田舎でふらふらと心理にかかわる仕事をしております、狐田さきつねと申します。

そんなんで私、心理の仕事にかかわることをメインにnoteを書かせてもらっているのですが、ちょっと身の上に近いことも体験記的に示しておこうと思ったわけであります。

2023年の一本目がコレ。ゆるいですね。

そこでタイトルのように、私いろいろあって、
禁煙して約1年が経過したのであります。

「1年くらいじゃ信用ならん」と友人に言われまして、
まあわからんでもないけど区切りとしてはいいんじゃないかと。

禁煙なんて、愛煙していた頃聞いたら、即情報をシャットダウンしていたような私ですが、思いつきでやってみたら、とりあえず約1年は達成できているのでちょっとまとめてみようかと思います。

あくまで、体験記というか、私の身の上に起きたことを言語化しているだけですので、そんな程度に受け取ってもらえると嬉しいです。

ちなみに禁煙を勧めたいわけではありません。
なんかもはやタバコ吸ってるとか吸ってないとかに対して大した思い入れもないので、どっちでもいいなと思ってます。

あくまで「私は止めたけど、こうだったよ。それってこういうことかな?」の文だと思ってくだされ。

禁煙してみて

正直、特別な変化をほぼ感じませんでした。
というより、多分私の止め方のせいでもあると思うのですが、

さまざまな生活上の変化をできるだけ感じないように、
すべてをその日に捨てたのです。

自分で書いてみてカッコイイと思ったねコレ

さすれば、あら不思議。
ずっと私に「禁煙しな」と言っていた人が聞いたらむかつくでしょうが、
『あれ?俺タバコ吸ってたっけ?』くらいになります。というか、そうなった。

健康にどれほど良いか、とか
経済的にどれほど浮くか、とか
食事がどう、とか

それらは、もう一切、なんにも意識せず。
というか、習慣の変化に対して、そういった報酬的な体験は私にとってとてつもなく邪魔なものになるようで。むしろ誘発されがち。

吸えないストレスみたいなものは、最初あったのかもしれませんが、
とりあえず特別な、良い効果みたいなものは意識していませんでした。

お試しで、いつも喫煙するタイミングで「吸わない」「いらない」と、そっと唱えただけ。

今、実感としてあるのは、
タバコのために使っていた労力がなくなった(喫煙可などを探さなくていいようになった)
太った(生活習慣のせいも全然あるけど)

実際には経済的な面でもダメージも減ったのでしょうが、
正直気にしておりませんでした。

といったように「やることは吸わないこと」と、
シンプルにそれだけを意識しておりました。

禁煙のメリット?デメリット?

本来はいいことばかりなんだろうと思います。
が、この約1年禁煙してみて、そのメリットを味わってる感覚がまるでありません

まあ確実にそれにお金を使っていないので、他に回して使っているのは明らかなメリットであるのは考えればわかるのですが、
それくらいなんにも感じておりません。

むしろもう少し考えた方がいいのでは?ってくらい、大したイベントになっておりません。

そして、同じくらいデメリットも感じていません
愛煙家の方とちょっとした距離ができるくらいですかね、それも大したこのコロナ禍ではよくわからないくらいの差ですけども。

太ったってのも、別に禁煙関係なく、世間一般のお悩みでしょうし。

ひとつ「健康によろしくない趣味をやめた」みたいなもので、
しかも1年くらいで効果が見えるものではないでしょうし、
なので、そもそもメリット/デメリットで語れるものではなかったのかもしれません、自分にとっては。

あとはほめられることくらいでしょうか。基本的に私が「禁煙して1年くらい」っていうとみんなめっちゃ驚いてめっちゃほめてくれます。
イメージってすごいね。

というわけで私的には、習慣化している行動に変化を与える際には、
メリットやデメリットを考える余地なく、有無もなく、
まず「吸わないという選択を取り続けること」だけが重要だったように思います。

ただ言えることは、誰に言われるもなく、
自分で選択し、自分で出した答えであることが最重要であるということです。

他のなんの情報に頼ることもせず、禁煙のメリットなども目に入れず、
「ただ私はタバコをやめた」としただけでした。

まあこの先どうなるかわかりませんけどね。
少なくとも、このnoteをまとめてみようと思うまで、
割とタバコのことが意識外にあったので、それくらいどうでもいいことでした。実際に行動にしてみるとそんなもんでしたね。

思い出す昔のことはだいたいタバコがくっついて思い出されますし、
夢の過去の自分は絶対タバコ吸ってますし、
なにかと記憶にはあるのですが、
今となっては「なんで吸ってたんだっけ?」となってます。

という意味では、まず「理由もつけず、意味も考えず、とりあえず止める」が自分には効果大だったんですねー

行動に変化を与えること

ここで心理学っぽいことも少し入れてみますが、
禁煙も立派な、習慣化した行動の変化であります。

たまに相談でも聴きます。「変わりたい」のだと。

さて、「変わる」ためにはなにが必要なのでしょうか。
ここまで読んでればだいたい想像がつくと思いますが、
まず「選択して行動すること」だと思います。

「変わりたい」という気持ちだけではなかなか結果に結びつかないことが多いと思います。

物事はシンプルに考えた方が気も楽です。
「常に選択し続ける」のです。理由も意義も誰に伝える必要はありません。

この「選択する」という意識を持つこと、その意識を持っている自分を意識し続けることは、行動に変化を与える際に大切になると思っています。

”メタ認知”とか調べるといろいろ情報が出てくると思いますが、
まあそれほど難しく考えなくても、
「いつもやっていること、習慣化していることも、いつも自分の選択として選び取っていること」とすると、それに変化を与える際も「違う選択をしただけ」と考えるだけでいいわけです。

些細な選択の継続が、これまでと異なる結果を生むわけです。

こういった変化はなにも劇的な意味付けをしなくてもいいわけです。
それでも変えようと思ったら変わるのです。

変わろうと意識したその瞬間、人は変わる岐路に立っているのです。
変化は不安定なものです。でも不安定であれば変わることができるともいえると思います。結果がいつも通りじゃなくなるから怖くなるけどね。

変わらないことってある意味安定しているってことなんだけど、
安定っていつもいい結果になってくれるわけではないからね。

変化ってそんな怖くない。結果もいつもいいものとは限りませんけど。
その変化を応援しようとしてくれる人は、案外たくさんいるものです。

準備ばっかり入念にして行動する時だるくなったりするのなんて、みんなそんなもんなわけで。だったらとりあえず行動してみるといいんじゃないかな、とかるーく考えてみるのもいいかもです。

終わりに

駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

自分としてはタバコに救われたこともたくさんあるのです。
結果的には、そのタバコによる人間関係ではあったのですが。
だから、別に嫌いになる必要もなければ、変に遠ざける必要もないのかもしれません。

私がタバコを吸い始めたのは、最遊記という作品の影響です。
外伝で出てきたアークロイヤルを探し回ったりしてましたね。
ハイライトも赤マルも。そのせいで数字大きいのばっかり吸ってました。

※最遊記が好きな人は多分親友になれます外伝が好きなら多分前世は同じ中学校に通ってましたよ

ですが「これからの自分にはなくてもいいや」と思えたのは、
ただの思い付きでした。
自分の行動を変えるのは、そんな思い付きや気まぐれと、
その行動を選び続けるという、自分の意識への意識が大事だったのかもしれません

でも、あくまで私の体験記です。
禁煙を促進したいとか、健康に対してどうこう言いたいつもりでもなく、ただの私の話なので、
そんな程度に受け取っていただけると幸いです。

今後も、だらだらとではありますが、
心理士からできる発信で、役に立ちそうだと思ったらまとめていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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