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新卒で入社した会社を10ヶ月で辞めた話#1 新人研修編

今回は新卒で早期退職してしまった話をしていこうと思います。

私は大学で自堕落な生活をしていて就活もかなり適当にやり、一番最初に内定が出たところに入社しました。当時はある程度人数が多くて、安定していそうならなんでも良いみたいな感じでした。

私が入社した会社は大手インフラ企業のグループ会社(ただの下請け)であり、会社名にもその大手企業の名前が入っていたので、ろくに調べもせず入社を決めてしまいました。完全に自己責任であります。

入社初日の入社式や今後の説明などがあり、何事もなく終了しました。しかし最後に驚いた事があった。勤務表が全て手書きなのだ、タイムカードもない、パソコンで管理もしていない、全て紙で管理されているのだ。時代が昭和で止まっているのかと錯覚した。残業時間なども全部紙に書いて申請する、残業理由もいちいち手書きで書く。その紙を経理が1枚1枚確認し、残業時間を計算していると聞いて、どんだけ無駄な事をしているんだと驚いたのを覚えている。

私のいた会社は決してブラックではなかったが、とにかく時代の流れに全くついていけていない会社だった。取締役以上の役職者は全て他の会社で働いた事のないおじいちゃんばかりだった。社長も80歳近くで一族経営だった。変化をとにかく嫌う人ばかりだった。

新人研修の期間はめちゃくちゃ長かった。なぜか6ヶ月もあったがほとんど誰でもできるような雑用をやらされるだけだった。いろんな先輩社員と同行するのだが、そこで聞くのは会社の愚痴ばかりで、聞くのが本当に苦痛だった。自分はだんだん会社に行くのが苦痛になっていった。

研修期間が終わる頃にはこの会社に貢献したいという思いはどこにもなかった。完全に会社の事を嫌いになってしまったのである。

そんな中気持ちの中で本配属され、本格的に仕事を覚えていく時期がきたのだ。  続く

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