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【Baguio, Philippines】フィリピンで英語を勉強する。

「ワーキングホリデーに行く前に英語を勉強しておきたい!!!」

と考えてはいた。

・・・かと言って何か手立てがあった訳ではなかった。それまでは、参考書を買ってきて、たまに開いては眺めてみたり、「DMM英会話」を利用して、1日30分スカイプでさまざまな国の人たちと英語で話すということもしていた。

ぼくは東京で2年間シェアハウスに住んでいたことがある。50〜60人もの人たちとの生活は異質だったが、とても楽しかった。その中の友人の一人に、後にお世話になる株式会社スクールウィズ(SchoolWith)に勤めている子がいた。

その子と話していく中で「フィリピン留学」という選択肢が、当時のぼくにとって、予算的にも学習環境的にも良いのではないかと考え始めた。

実は、このスクールウィズの代表である太田英基さんの著書を読んだこともあって、『フィリピン超格安英語留学』(東洋経済新報社)という太田さんがフィリピンでの英語留学を体験された本も持っていた。

だから、「フィリピンへ英語を勉強しに行く」ということは、ぼくの頭の片隅にはチラリとはあったようだが、すっぽり抜け落ちていたようだった。

そんなこともあり、「実際に見に行ってやろう!」と意気込んで、昨年の夏休みにお試しで、どういう雰囲気なのだろうかということをつかむために一週間だけのフィリピン留学へ行ってきた。

観光も全くなしの一週間、学校へ通うというなかなかストイックな夏休みの過ごし方を選択した。

ぼくにとってみれば、その後に控えている(仕事を辞めて行こうとしている)本番の旅のための調査をしてこようといった感覚だった。学校の雰囲気や英語が勉強できそうか、そしてフィリピン自体の国の様子も含めてだ。

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フィリピンの伝統的な家屋「ニパハット」。ニッパヤシという種類のヤシの葉を使用し、屋根材や壁材にしている。風通しも良いようだ。さらに、天井には扇風機が付いており、座り心地も良く、絶好の休憩所だった


結論から言ってしまえば、一週間だったが、とても楽しく勉強できたと思った。純粋に日にちが足りないと思ってしまったのはあるにしても、「1 on 1」(マンツーマン)での授業は全て英語で行われるため、しっかり聞き取った上で、自分が持つ英語の表現を用いて伝えなければいけない。本当に苦戦したが(もちろん今でも苦労しているのだが)、意思疎通ができたことがうれしくてたまらなかった。


「決めた! オーストラリアの前にフィリピンで勉強していこう!」

一週間のフィリピン留学から帰ってくるころには、そう決めていたように思う。

さて、夏休みの一週間のフィリピン留学が終わってからは、次に行く学校を考え抜いた。スクールウィズはフィリピンにある英語学校の口コミを集めて、運営をしているという。ウェブサイトに載っている中から条件に合う学校を絞り出してもらったり、オススメを教えてもらったりした。


その中で、ぼくの条件としては、

◎日本人が少ないこと(できる限り日本語を話したり、聞こえてきたりしない環境をつくりたかった)
◎割とスパルタな所(フィリピンにいる間はガッツリ英語を勉強しようと思った)
◎大人数の部屋が空いていること(4〜6人部屋の方が費用が安くなるから)

くらいだっただろうか。案外少ないかもしれない。


そうした中で浮上してきたのが「Baguio(バギオ)」という街だった。バギオはマニラと同じフィリピン最大の島・ルソン島にあり、その北部に位置している。

夏に行ったのが「Tarlac(ターラック)」というマニラとバギオの中間地点、ルソン島中央ぐらいにあるところだった。

バギオは北側に位置してためか、涼しく、あまり暑くないという。フィリピン人の間でも「避暑地」としての旅行先にもなる所だそう。日本でいう軽井沢のようなところだろうか。
また、スパルタな学校が多数存在しており、ぼくが挙げている条件に合う地域なのではないかとのことだった。

「フィリピン留学」と聞くと、「セブ島」が人気だと思うが、皆がよく行ったり聞いたりする場所よりかは、それほどなじのない所に行くのは絶好のチャンスかもしれないと考え、地域はバギオに決定した。


学校は、さらに上記の条件を満たすような場所になるよう突き詰めていった。ウェブサイトで各学校の写真を見たり、カリキュラムを比較したり、オススメや注意点なども伺いつつ、絞り決めていった。

最終的に、「PINES International Academy(パインスインターナショナルアカデミー)」のマンツーマン授業が5コマ、グループ授業が2コマのカリキュラムを選択した。決め手は、日本人比率が比較的少ないとあったこと(実のところ、ぼくが通っていた期間は日本人がとても多かったのだが・・・)、平日外出禁止のスパルタ校であったこと、金額も予算内にはまっていたからだ。

期間については当初、6カ月間学校に通う予定にしていたのだが、3カ月間(12週)だけ学校を押さえることにした。これには、「勉強していくと、3カ月で一度飽きがくる」というアドバイスを受けてのことだった。3カ月経ったところで、学校を変えてみても良いし、もし申し分ないのであれば、そのまま延長しても良いという作戦だ。

この選択は、ぼくにとって最良だった。

事実、ぼくは3カ月でフィリピンを出て、オーストラリアでワーキングホリデーに入る前に「ベトナム」と「アメリカ」を旅することにした。

もちろん、英語をさらに3カ月勉強することも選択肢の一つであったが、飽きがきたのは事実だったし、旅をする中で英語を使ってみたいと思ったからである。

なので、6カ月間まとめての方が留学費用としては安くなっただろうが、3カ月を一つの区切りとして予定を立ててみるのもアリな気がする。

***

このような感じで、フィリピンで英語を勉強すること、そして勉強をしていく学校を決めていった。3カ月間、いろいろな人に会ったし、たくさんの楽しく・おもしろいことに出くわしました。

現在はオーストラリアにいますが、まだまだ英語は勉強中です。ですが、英語に対する不安や壁のようなものは以前よりも感じなくなりました。

これはやはり、フィリピンでの英語留学が効いていると思っています。自分が思い描いている英語スピーカー像までは程遠いですが、母国語とは異なる言語を勉強したり、話したりする抵抗感のようなものはほぼなくなったと感じています。


フィリピンでの経験は、確実にステップの一つになったと思います!

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