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『五人の賞金稼ぎ』(1969)【忍者映画】

ゲーベル銃!!
ガトリングガン!!
大砲!!


敵味方死にまくり集団時代劇。
既視感満載だの時代考証だのと、有無をホザく隙など与えない。
火薬量と血飛沫にモノ言わせ、最後にはシーンと黙らせる。☆

前作では将軍お抱えだったが、今回は政治に怒りを燃やす男、
ワカトミ。まるで真逆だ。
つまり、前作は「無かった事」というヤツだな。

ワカトミが抱きつき撫で摩る、ヒロインの真山知子も嫉妬した
必殺兵器・ガトリングガン!何と言ってもコレだろう。♪

「くぉの野郎ぉお!!」
―――ダダダダダダダダ!!☆


悪大名の攻撃から、百姓達の砦を守る命綱として大活躍する。
一瞬だが、川谷拓三も撃たれているのが確認できる。

掻い潜って攻め込んできた敵もほとんどゼロに近い接近距離
掃射してたのが、緊迫感以上に笑える。(笑)

その必殺兵器を奪い取るべく、送り込まれたのが…

無用ノ介な片目忍者・伊吹吾郎
スタントマン先駆者・宍戸大全
斬られ役五万回・福本清三先生

の三人を筆頭とする忍者軍団!…おぉ、何というメンバーだ!
この三人が揃えば、如何なるミッションもポッシブルだぜ!

特に、頭目の伊吹吾郎の必殺技が凄まじい。
“転がってる部下の死体に火を点け、ブン投げて爆発させる”
という、超荒技!!(笑)
文字通り“人間爆弾”だな…。☆

身の軽いオッサン、ワカトミがフンドシ一丁で宙返りを見せて
忍者軍団と戦うぞ!!

「なかなかのキレ者だ。油断ならねぇ…!」

とワカトミに言わしめた家老・中谷一郎が、巧妙な戦略
追い詰めてゆくも悉く阻まれ、結局は領主・小池朝雄の…

「―――大筒じゃ!大筒を撃てい!!」
「見ろっ、最初っからこうすれば良かったのじゃハハハ!!♪」


…な、ヒャッハー強攻采配で、中谷のキレ者感が
急速に色褪せた
のがメチャ笑える。(笑)

天津のビンちゃんの凄まじい散り様も、涙を誘う。

子供達が生き残ったのが何より救いだったけど、この子らで
あのオバチャンの面倒を見てかなきゃいけないんだよね…?
チョイ心配。(←性的な意味で)

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