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『柳生武芸帳』(1961)【忍者映画】

―――勧善懲悪!
俺達、明るく楽しい柳生一家!♪


ぶははは、何じゃいコリャ(笑)

原作寄りだった東宝版と違い、
近衛十四郎演じる柳生十兵衛が主人公となる、
東映版シリーズ1作目

こちらでは完全に、ええモンのヒーロー扱いな十兵衛やね。
あまりに強過ぎて、危機感も全く感じられない。
そもそも、隻眼ですら無い

クライマックスで、一人死地に赴いた十兵衛を助けるために、
味方が総動員で駆け付けての大乱闘!!
そして十兵衛を囲んでの、華やかハッピーエンド。♪

原作で主人公?ぽい多三郎は悪役扱いで、ラストは陰で
「負けちゃいねぇ…!」
負け惜しみを呟くのだ。☆

ここまでいくと、もう笑うしかあるまい。(笑)

次作もこの路線らしいけど、その後は
本来のシリアスさに立ち返るので、
シリーズ後半を先に観てコレだと、まぁ面食らうわな。

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