見出し画像

『士魂魔道 大龍巻』(1964)【忍者映画】

前半の大坂城ドッカンボカン!
そして、
終盤の大竜巻ズゴゴォーッ!
さすがは円谷東宝特撮。お陰で幾分作品力が底上げされたね。♪

大坂城で負け戦となった三人の歩兵が辿るその後が面白い。

◆重兵衛(市川染五郎)
切腹志望→愛に生きる剣士
◆久之助(夏木陽介)
逃走志望→商人として大成
◆修理(佐藤允)
玉砕志望→辻斬りに落魄

主演は六代目市川染五郎 (現・二代目松本白鸚)
なんだけど、若い頃はちょっと影薄いザコ顔(失礼)。

そのせいもあって、誰が主人公なのか
序盤からハッキリせず
、どうも入り込めない。

お助けキャラとして彼らのピンチを度々救う、三船敏郎
尺八一本で、敵をビシバシ倒す!
ホント、彼が出て来ただけで色んな意味で心強い。☆

肝心な所で、縛られた重兵衛を「死ぬなよ!」とか言いつつ、
飛び交う銃弾や大竜巻の中にそのまま放置したりするのは
笑ったけどな!(笑)

クライマックスに向けて色んな思惑が一つに重なっていき、
最後には、人も金も全部、竜巻が跡形も残さずブッ飛ばす!!☆

「見ろォ!人がゴミの様だァ!」
と、寺田農の笑い声が聞こえてきそうだ。(笑)

【映画レビュー】記事一覧(リンク)

この記事が参加している募集

#映画感想文

66,387件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?