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『忍びの国』(2017)【忍者映画】

…何じゃ?あのカメラ目線は(笑)

天正伊賀の乱といえば、忍者モノでは良く扱われる題材だけど、
史劇と忍者アクションの両方を高いレベルで見せている良作では?

結末が分かってるので、同題材の作品の様に悲哀感ある物語を
想像するけど、今作では何故かそうはならない。
観る者の多くは、
「ま、そうなるわな」
と、妙な納得感と清々しさをもって観終えるのではないかと。

最小単位で行動するのが原則であるはずの忍者だけど、
忍者映画史上最大最多数の忍者軍団が、
地響きを立ててドワァーッ!と登場。
☆(笑)
まぁCGだけど。

ハイライトはやはり、無門(大野智)vs下山平兵衛(鈴木亮平)
「川」でしょう。あれは凄かったね。
だからこそ、もっと短く収めた方が良かったと思う。
観ている側が一息ついちゃう長さだと、緊張感も途切れるからね。

石原さとみ、せっかくイイ女優さんなのに、また
『シン・ゴジラ』みたいな使われ方されてるじゃないか。
原作小説では、あの場違い感満載キャラをどう描写してるのかな?

そして…
―――どうした?でんでん!
君には守兵など必要無いだろう?
『CURE』で見せた、あの十文字斬りはどうした!?
『冷たい熱帯魚』で見せた、あの透明の術はどうしたッ!!☆
(笑)

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