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『トゥルーマン・ショー』(1998)【海外映画の中の“日本”】

俺達のユージ・オクモトが、世界に轟く渾身の
日本描写を引っ提げて、華々しく登場だとぉ!?☆

…もはや、胸の高鳴りを禁じ得なかった。
俺達のユージなら、きっとやってくれる。
退屈なドラマに、入神の一撃を喰らわせてくれるぜ!

ティムカリーだかスターリンショーだか知らんが、
俺達のユージが登場した、その瞬間!→→
その他の全ては存在意義を根本から失い、
焦土の如く、跡形も無く、消し炭と化すのだ…!
フハハハハハハ♪

さあ!俺達のユージよ。早く出て来いやァ!!
手ぐすね引いて待つ事、60分、70分…
そして、遂に…!

―――出たアァッッ!!俺達のユージ!!♪


“Good afternoon, good evening, good night!”


……えっ?

…チョットマテ。
たった…、たったのアレだけ???

あのたった「5秒間」が、俺達が拳に汗を握り締め、
ヨダレでは無い何かが糸を引くのを感じながら
待ち焦がれていた「全て」だというのか……!??


――― 駄 作 ッ ッ ! ! ! ☆


…この映像作品は、その存在すら断じて
許される事の有り得ない、
「超絶駄作」であるとの激劣称号が
未来永劫不可避となったぞッッ!!

もはや語るべき事など、何一つとして無い。
万死に値する大罪。懺悔の余地など、
微塵たりとも残されてはいないのだ…!☆



でもまぁ一つだけ言うとしたら、コレだと主人公は
外の世界で生きていけてしまうんじゃないのか?

もし自分があのプロデューサーなら、
そうはさせないね!(ニヤリ♪)

主人公が自分から、
「外はコリゴリだ!頼むから元の世界に帰してくれ。
俺の世界に帰してくれぇぇぇぇええッッ!!」

←と、なる様に、生まれた時から刷り込むぞ。
それこそが、ディストピア。“完全なる世界”だろう?
フハハハハハハ!☆

『デモンズ'95』とか『ダーク・シティ』を思い出すけど、
(…ていうか、時期が近いな。流行ってたのか?(笑))
あるシーンでは『ボディ・スナッチャー』ぽくて良かった。

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