『THE DEADLY ART OF SURVIVAL/殺人的護身術』(1979)【忍者映画】
ヒップポップ黎明期の幕開けを告げる、
ブラックブルースプロイテーション!!
まず、冒頭が素晴らしい。♪
主演者が『蛇拳』を彷彿させる演武を披露する。
「―――こぉぉぉぉっ!!☆」
(←千葉ちゃんリスペクト?)
普通の映画なら、OPで…
「○○○(主演) in」→「『○○○』(タイトル)」
などとテロップが出る所だが、
本作にその類は一切出ない。
なんと、主演者が演武の最中、口頭で言ってしまうのだ。☆
「俺はネイサン・イングラム」
―――ウェイッ!ウェイーッ!
「本作のタイトルは『殺人的護身術』だ」
―――ウェイッ!ウェイーッ!
「監督チャーリー・エーハン」
―――ウェイーーッ!!
(←笑)
ニューヨーク黒人街通りでは、拳銃を突き付けたり
ボコボコにしたりを日常にする、鬱屈した
若者たちのリアルな情景が。
ギャングの手先となって、少年たちを悪に染めようとする、
ハンサム・ハリーが開いている「ディスコ道場」。
後のコブラ会みたいなモンか?
ライバルである主人公が道場を新設した事により対立が激化。
ハリーが呼び寄せたのは…
――― ニ ン ジ ャ !!☆(笑)
煙と共に、ニンジャ参上!!
ニンジャが暗躍し、主人公に危機が迫るぞ…!
カーSEX真っ最中にタイヤが外され、
食っていたサンドは盗まれる!(笑)
そして…
「赤ん坊は預かった ―――ニンジャ」
…え?赤ん坊?子供いたのか、主人公?
忍者との息詰まる死闘が、いまビルの屋上で繰り広げられる!
布にくるまれ、顔も見せない赤ん坊を巡って…!(笑)
そしていよいよ、波止場にて主人公とハリーが
最終決戦の時を迎える!!
←←←瞬き厳禁だぞ!?
そして、手書き&手巻きのエンドロール…!☆
『Treasure of the Ninja』と共に、ぜひ押さえておきたい一本だ。♪
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