見出し画像

『忍者武芸帖 百地三太夫』(1980)【忍者映画】

忍者映画を400本以上も観ていると、様々なバージョン
百地三太夫を目にする事になる訳だけど、
タイトルにまでなっていながら、開始わずか3~4分で殺されて
退場
する三太夫は他に類を見ないな。(笑)

…といっても、決してタイトル詐欺では無いのだ!
その辺は観て頂ければお解りになるかと。♪

ヒロユキのアクション、ヒロユキのパーフェクトボディを、
存分に堪能するための一本。☆

明国で修行したカンフーを下地に、丹波先生が課す荒行により
忍びの技を身に付けたヒロユキの復讐劇だけど、
彼が歌うテーマソングが劇中に流れると、青春活劇にも見えてくる。
よくあんなちっこい手漕ぎ船で、中国から日本に渡って来れたもんだ。

それにしても、逆さ吊りが多いな。
ヒロユキが脱出のシーンで蝋燭を咥えにいく所なんか、
見てるだけで頭がクラクラしてくる。☆

個人的な見所は、ヒロユキが炎の前で踊った、悲痛の慰霊ダンス
筋肉ビキビキな男のカラダで女性的な艶めかしさを体現した、
妖しいシーンだった。
日本舞踊の心得があるんだっけな、ヒロユキ。

あと、“千葉真一 vs 服部半蔵”(夏八木勲)っていう
絵面も面白かったね。

【映画レビュー】記事一覧(リンク)

この記事が参加している募集

#映画感想文

66,330件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?