『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』 (2022)【新作映画】
デヴィッド・クローネンバーグ監督作は全て(21本)観てたけど、
映画館で観たのは『ザ・フライ』以来だった。
『クライム・オブ・ザ・フューチャー/未来犯罪の確立』
(1970)の原題
“Crime of the Future”から、今回は複数形の
“Crimes of the Future”になったので、ひょっとして…
「―――今度は戦争だ!!」
…なのか!?と思った。『エイリアン2』みたいに。☆
全世界を巻き込んだ、臓器パニックが巻き起こるのか?
世界中で、街行く人々の臓器がいきなり肉体を突き破って
暴れ出すのか!?…と、期待で胸を踊らせていた。
そう、劇中のイヤーマンの様に…!(笑)
本作は『~未来犯罪の確立』とは特に繋がり無し。
概念が変化した未来の犯罪…という共通点はあるけど、
視覚的には、変態的な(笑)臓器摘出という点のみ。
むしろ、『イースタン・プロミス』だった!
『ヤクザvsマフィア』といい、得意な役どころだなヴィゴ。
しかし、今回のヴィゴはフルチンどころでは済まない。
カラダの内部をバックリ開けて、内臓まで晒す露出フェチ。
さらには、自らが生み出した臓器を、恍惚とした表情で
摘出されるのだ…!
“痛み”を克服した人類の、新たなる進化のステージ。
刮目せよ!コレが、“ニュー・セックス”だ!
内なる美、インナー・ビューティだッッ!!☆
…だが、気を付けろよ?もはや“古風なセックス”には
戻れなくなるぞ…!♪ぶははは(笑)
進化しようとする者と、それを脅威とみなす者。
何だか『X-MEN』っぽい構図にも見えるけど、
テーマ的には、やはりクローネンバーグ監督作品の
それが見られるね。
さあ君も、オーキッド・ベッドで快適な眠りを!♪
ブレックファスター・チェアで美味しい食事を!♪
そして、イヤーマンと共に踊ろう!
映画館で売ってただろ?“イヤーマンステッカー”が。(笑)
今年はクるぜ!?“イヤーマンイヤー”がな…!☆
―――ぶははははははは
ちなみにパンフレットには、怪奇画家・北原功士先生の
イラストがあって思わず嬉しかった。♪
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